一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

560  てんぷらの蕨の味に驚きぬ

2012年04月19日 | 

(てんぷらの わらびのあじに おどろきぬ) 

 数年前、姉夫婦が友人夫婦と泊りにやってきた。泊った次の日の昼、乾麺の蕎麦を茹でて(昔は手打ち蕎麦を打ったが、今は面倒くさくなってしまった)、テラスで野草のてんぷらをすることになった。

 庭でとれる山菜は、タラノメ(楤の芽)、ヨモギ(蓬)、ハコベ(繁縷)フキ(蕗)、スギナ(杉菜)、ハナイカダ(花筏)、ヤブレガサ(破れ傘)、ヤブカンゾウ(薮萱草)、ワラビ(蕨)、ゼンマイ(薇)、ドクダミ(蕺)、アシタバ(明日葉)など。4,5人もいれば、大ザルに一杯ぐらいわけなく採れる。町の人には、それが新鮮らしく大喜びしてくれる。

 さて、その中にワラビも入っていた。5センチぐらいに刻んで、生のままかき揚げにしてみたところ、なんと驚いた。口の中でとろけるようなぬめりがあって、絶品だったのである。

 但し、フグの肝ほどではありませんが、ワラビにはアクがあって、そのまま大量に食べると中毒になるそうです。ご注意あれ。

ヤブレガサ(破れ傘) キク科ヤブレガサ属

コメント
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