(はるキャベツきるや のういっけつのかけい)
夏の季語であるキャベツ(甘藍・玉菜・牡丹菜)を歳時記で調べると、戦前までは普通に甘藍(かんらん)と呼ばれていたそうである。しかし、江戸時代までの甘藍は、苦い葉牡丹のことで食べなかったようだ。
私は、歳時記で知るまで「甘藍」を知らなかった。ほとんど使われない言葉を歳時記で見つけたからといって、安易に使うのはどうかと思う。私は、誰でも分る三音のキャベツで十分である、と思う。
さてこの句、作者は春キャベツを真っ二つに切った。その断面が、MRIで撮ったヒトの脳の断層写真とよく似ていることを発見したのだ。そして、自分の体の中を、脳溢血の家系の血が流れていることに思いを寄せる。
しかしご安心ください。キャベツの免疫力を高める能力は医薬品並みで、抗酸化作用も強力で、成人病予防にも絶大な効果があるそうです。特に巻きの緩い春キャベツが最も効果があるそうです。
えっ、そんなこと知ってるって、だから切ってるって!!!失礼致しました。
ハコベ(繁縷)ナデシコ科ハコベ属
春の七草の一つ「ハコベ生えるまで肥運べ」という諺があるそうです
今時のハコベは、柔らかくて美味しい
「栄養でもキャベツなんかに負けない」とハコベが言っております
「是非ご賞味下さい」