一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

559  春キャベツ切るや脳溢血の家系   炎火

2012年04月18日 | 

(はるキャベツきるや のういっけつのかけい) 

 夏の季語であるキャベツ(甘藍・玉菜・牡丹菜)を歳時記で調べると、戦前までは普通に甘藍(かんらん)と呼ばれていたそうである。しかし、江戸時代までの甘藍は、苦い葉牡丹のことで食べなかったようだ。

 私は、歳時記で知るまで「甘藍」を知らなかった。ほとんど使われない言葉を歳時記で見つけたからといって、安易に使うのはどうかと思う。私は、誰でも分る三音のキャベツで十分である、と思う。

 さてこの句、作者は春キャベツを真っ二つに切った。その断面が、MRIで撮ったヒトの脳の断層写真とよく似ていることを発見したのだ。そして、自分の体の中を、脳溢血の家系の血が流れていることに思いを寄せる。

 しかしご安心ください。キャベツの免疫力を高める能力は医薬品並みで、抗酸化作用も強力で、成人病予防にも絶大な効果があるそうです。特に巻きの緩い春キャベツが最も効果があるそうです。

 えっ、そんなこと知ってるって、だから切ってるって!!!失礼致しました。

ハコベ(繁縷)ナデシコ科ハコベ属

春の七草の一つ「ハコベ生えるまで肥運べ」という諺があるそうです

今時のハコベは、柔らかくて美味しい

「栄養でもキャベツなんかに負けない」とハコベが言っております

「是非ご賞味下さい」

 

 

コメント (2)
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