一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

737  悩殺の犬の眼や鰯焼く

2012年10月19日 | 

(のうさつの いぬのまなこや いわしやく)

 そろそろ寒くなったテラスでお茶を飲んでいると、クッキーの匂いに誘われて、モモとデンは、友人のそばに侍って(私ではありません)、特にモモは唯じぃーっと友人を見つめるのです。

「いやーね、モモちゃん、そんなに見つめないで」

 餌の欲しがり方にも色々あって、ワンワン吠えまくる、クンクン甘え声を出すなどやかましいのもありますが、デンのように前足でつついたり、モモのようにじぃーと見つめるのもあります。大抵の犬好きの人たちは、それに負けて餌を与えてしまうのです。

 この句の「悩殺」とは、美しい女性がその性的魅力で男を誘惑する眼差しなどのことですが、我が家のモモにも生来の同じ才能が備わっています。

ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)  バラ科・ワレモコウ

 

 

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