一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

729   秋彼岸問い質したきことありて  歩智

2012年10月10日 | 

(あきひがん といただしたき ことありて)

  子供は、親のことを意外に知らないものだ。そう言ってしまうと、親だって子供のことを知らないだろう。夫婦だって同じだろう。大体、自分が自分のことを知らないのだ。

 だから、先にあの世に逝ってしまった人に問い質したいことは、山ほどあるに違いない。ほとんどのことは、あやふやにしておいた方が良いのだが、どうしても知っておきたいことがあるらしい。

 しかし、あの世の人にどんなに詰問しても、結局自問自答する以外、方法はないのだ。

 フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科センノウ属の多年草。

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