エフェメラ(ephemera)というイタリアンレストランが、千歳川沿いの湯河原に近い熱海にある。当然、エフェメラの名前の由来が気になる。調べてみると「カゲロウ」のことである。
「カゲロウ・蜉蝣」は、水中で半年から3年ほど生き、羽化してトンボのような成虫になり、交尾して産卵して死ぬ。その他にも
「ウスバカゲロウ・薄羽蜉蝣」は、「カゲロウ」とは違う種類で、蟻地獄の成虫。やはりトンボのようである。別名「極楽トンボ」、「神様トンボ」などとも呼ばれるそうである。
「クサカゲロウ・草蜉蝣」の卵は、ウドンゲ(優曇華)とも呼ばれる。優曇華は、法華経にある、3000年に一度如来と共に咲く伝説上の花のこと。幼虫は、ダニやアブラムシを食べるので、アリマクジゴクと呼ばれる益虫だそうである。
いづれもカゲロウの成虫は、トンボに似てはいるが飛び方は弱々しい。
ハス(蓮)の実