8時半起床。
朝顔の水やりをする。
朝食はソイプロテイン。
今日は妻の2週に1度のオンライン研修受講日なので、私は娘と外出。
10時前に家を出て、車で三崎港へ向かう。鮪が好きな娘に本場のものを食べさせてあげよう。
道路が空いていたこともあり、1時間強で三崎港に到着。昼食には少し早いので、産直センター「うらり」を散策する。
まだ午前中だからだろうか、週末にしては空いている。
娘は三浦大根の大きさに驚きつつも、大根は好きじゃないからとほぼ素通り。美味しいんだけどな。
やはり鮮魚売り場の引きが強いようである。三崎港といえば「三崎のまぐろ」が有名だが、地魚も充実している。
港に出る。風が強く波もパワフルだが、水面が綺麗な青色で惹きつけられる。
少し前までは海を怖がっていた娘だが、いつの間にか笑顔で覗き込むようになっている。成長は嬉しいが、逆に目が離せない。親のほうが気を引き締めないと。
「三崎館本店」で昼食。前職時代に何度か懇親会で訪れたことのある老舗の割烹料理旅館である。
港が見える窓際の席に座る。素晴らしい雰囲気のお部屋である。
「あら、今日はパパとデート?いいわねぇ」。お店の方が娘にとても優しくしてくださり、おかげで親子でリラックスして食事を楽しむことが出来た。ありがとうございました。
娘からこの漢字は何と読むのか、どういう意味かと聞かれ、答えに窮する。「知足常楽能忍自安」は高校時代に習ったような気がするが、子どもにわかりやすく伝えるにはどう説明すればいいのだろう。
飲み物はウーロン茶とオレンジジュース。
娘は子ども用のまぐろ丼。
親子揃って「おぉ」と声が出る。食べ始めた娘の笑顔から美味しさが伝わってくる。
私はまぐろづくし梅コース。
まぐろの酒盗(塩辛)と、胃袋の辛子味噌和え。三崎まで来たからには、お刺身だけでなくこういう鮪料理を食べたい。娘にもひとつひとつ説明し、興味を持ったものは食べさせてみる。塩辛が抜群に美味しい。私は下戸だが、これが「酒盗」と呼ばれる理由はわかる気がする。
卵の寄せ物、角煮、しんじょう。娘は卵を気味悪がっていたが、「マグロのいくらだよ」と説明したら目の色を変え、さっそく一口食べていた。
皮の酢の物。娘はこれにもチャレンジしていたが、酢の物はまだ少し早かったようである。
お刺身はメバチマグロの中トロと赤身。圧巻の美味しさである。1切れずつ娘にあげたら大喜びしていた。あまりの美味しさに感動する一方で、これが基準になってしまうと今後苦労するのでは…という不安が頭をよぎる。
卵とカマ身のねぎまの煮物。お刺身以外で娘が最も気に入ったのはこのカマ煮だった。柔らかくて脂のぷるぷる感もあり、癖になる味である。
山芋にまぐろのすき身を入れた磯辺揚げ。山芋の風味のあとからマグロが追いかけて来る。これはちょいと大人の味。
デザートの葛切りも満喫し、大満足でお店を出る。玄関を出る前から娘が「またここに来たい」と繰り返していた。今度はお母さんも一緒に3人で来ようね。
うらりへ戻り、妻へのお土産用にマグロを見て回る。娘は冷凍マグロの大きさと値段の高さに驚いている。
柵売りの値段にも驚いていた。確かに普段はスシローの2貫130円を食べているので、気持ちはわからなくもない。ただ、グラム単価で考えたらそんなに変わらないような気もする。
何軒か見て回り、最終的に娘が選んだお店で本まぐろの中トロを購入。「一度も冷凍していない生まぐろ」というのが売り文句だった。まぐろに関しては必ずしも冷凍していないことが良いとは言えないのだが、物は試しである。
買い物を終え、再び海を見に行く。午後になって雲が出始め、風も更に強くなってきた。冬の港っぽい。
双眼鏡で沖や対岸(城ヶ島)の様子を眺める。何度か新横浜のお店に行ったことのある「三崎恵水産」の本社が対岸にあるよと教えたら、すぐに見つけてとても喜んでいた。そうか、もうこれくらいの漢字は読めるのか。
私は前職時代からこの本港の景色が大好きだ。渡船や遊覧船、地元の小さな漁船だけが入港する小さな港だが、何ともいえない味がある。
遠くに見える冷凍施設の説明をする。マグロの冷凍庫はマイナス60℃で、お父さんはその中に入ったことがあるよという話をしたらとても食い付いていた。ただ、自分が入ってみたいわけではないらしい。
14時半前に帰宅。帰りは行きより更にスムーズで、1時間ぴったりで帰って来ることが出来た。娘はぐっすりお昼寝をしていた。
帰宅してすぐにおやつタイム。珈琲を淹れ、チョコパイとココナッツサブレを食べる。
電気カーペットの上で少しお昼寝をする。全員がカーペット上に集合しているので、ここだけ人口密度が高い。
早めに入浴を済ませてから夕食。妻がスペアリブを作ってくれた。
以前に何度か作ってくれた時は蒸し焼きだったが、今回は蒸し一本で作ったそうである。
ジューシーでとても美味しいし、確かに蒸し焼きのものとは風味が違う。こちらのほうが重さがなくてたくさん食べられる。
洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。
妻がモッツァレラチーズを切り、先日私が成瀬旅行のお土産に買ってきたクラフトビールを開けている。
チーズには、先日のチャリティーバザーで買ってきたパレスチナ産のオリーブオイルをかける。
美味しい。お裾分けに預かるつもりが、結局半分は私が食べてしまった。
日付が変わる頃に就寝。