つれづれなるままに、日くらし、硯(すずり)にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。あの有名な吉田兼好(1283~1350年)の「徒然草」に出てくる冒頭の文章である。山里の描写、苔の細道、山里の庵、木の葉に埋もるる懸樋(かけひ)、閼伽棚(あかだな)に菊、紅葉など、先人の秋の風情が想われる。まさしく神無月のころである。これからは秋晴れの季節と同時に、秋霖、長雨の季節にも入る。きのうおとといの雨で畑には入れず、ブログの勉強をしているところであります。1日赤い羽根運動がはじまる。8日寒露(冷寒つのり露凝んで霜とならん)11日体育の日、23日霜降と歳時記はつづく。<岩殿山荘主人>
<十八夜の月 19:26>