はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

上品な婦人に会った日、、、その1

2017-01-06 |  つぶやき


火曜日、

 チャイニーズバッフェでサーバーの仕事をしていると

 ティッシュペーパーを1枚

    手の中で丸め込んだ後

   開いた時のような肌をした婦人が

      やって来た。


髪の毛が少々乱れ

 裕福に見えないコートを羽織ってはおられた婦人は

  優しい微笑みをされ

   やわらかい声でゆっくりとこう言われる。


”一番少ない量で

  料理一品を持ち帰りたいんだけど、、。”
  と、、、。

  

 1パイント(pint)の中華の箱を見せ





  その半分の量である

  ” ハーフパイント で

   売ることが出来る。 ”
 と話した所


 にっこり微笑んだその婦人が

ハーフパイントで野菜炒めをオーダーされた。


私が それを詰め終わるや

 ”ライスも頂けるかしら、、”  と言われ

フライドライスをひと箱 (1パイント)追加注文される。


二つの箱を手渡そうとすると

今度は

 ”春巻きも2個包んで下さる、、、”  と言う。


こんな風に

それぞれの料理を 別々に買うと

    高くつく為

  それが気になって仕方なかったが


紙袋に春巻きを入れ 手渡し


次回からは

 仕切りのある一つの箱に料理やライス そして

   春巻きなどのアピタイザーも入って売られる”コンボ”で

  注文する事を提案した、、ら、、。



変わりない笑顔を私に向け


 ”そうなの そしたらレジで

  私は沢山のお金を使ってしまったかしら、、って 

   訊いてみるわ、、、。”  
  と


料理を注文した時と同じ

  ゆっくりとした口調で言われる。




  これに対し

”キャッシャーには そんな事は分かりません。

 レシートを受け取ったら

  チャイニーズと書かれた欄に

   プリントされた数値をみれば

  このコンボの値段より 

  ずっと高額である事が分かります。

次回からは 

  コンボを注文されてください”
  と


 まくし立てるように 答える自分がいた、、、。




ただただ 私は

 この裕福に見えない老婦人が

  少しでも お金の節約が出来たら と


そればかりで 頭が一杯だったんだ。
 


が、、、、婦人がそこを去ってから

  はっと気づいた。


  ”そうなの そしたらレジで

  私は沢山のお金を使ってしまったかしら、、って

     聞いてみるわ。” 
   と言うのは


 お金に対するあさましさがない

  ユーモアのある返答だったんだ、、と


どこまでも 上品な婦人、、。