マーティ・キーナートは、新球団楽天のGMです。
その昔、私は「太平洋クラブライオンズ」の大ファンでした。昭和40年代後半に、福岡に住んでいた野球少年は、セ・リーグなら巨人、パ・リーグなら太平洋が贔屓のチームでした。
(もう少し年上の人だと西鉄ライオンズだった)
「太平洋」のユニフォームは毎年のように変わり、ある年は背番号ではなくて胸番号だったり、またある年はノースリーブのユニフォームを着ていたりと、野球の成績は冴えないけれど奇抜なユニフォームが目立つ楽しいチームでした。選手も変わったフォームで打つバッターが多くて、レッドソックスのような野武士野球?が自慢でした。
そういうチームが私は大好きで、生まれて初めて福岡の平和台球場で見た試合は、「太平洋クラブライオンズVS日拓ホームフライヤーズ」という今は全く忘れ去られたチーム同士の試合でした。そのチームがクラウンと名前を変え、西武に買収されて九州を去った時は、本当に寂しかった。やはり野球チームが地元にあるというのは、どんなに弱いチームであっても少年に夢を与えてくれるものなのです。
では、何故キーナートGMかというと、彼が当時「太平洋」の運営に関わった経歴があるらしいのです。(もしかして彼が仕掛け人なのかもしれません。)ということは、楽天にも「太平洋」スピリッツを注入してくれるのではないかと、私は密かに期待しているわけです。