富山の県立高校で地理歴史科の履修不足が発覚した。本当は2科目の履修が必要なのに、1科目しか履修していなかったらしい。卒業を半年後に控えた3年生が履修不足で卒業できなくなるということで、慌てて授業をやるそうだが、生徒は「今さら受験に必要の無い科目を勉強しても仕方が無い」と言っているようです。高校の時に、試験科目にはならなくても日本史・世界史・政治経済・倫理社会の4科目を勉強した世代にとっては、1科目を半年の集中講義で勉強できるのだから羨ましいと思います。
今日のニュースで、
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安倍晋三首相は25日夜、富山や岩手などの県立高校で必修科目を履修させていなかった問題について「驚いた。こういうことが起こるとは全く考えられなかった。子どもたちの将来に何か支障を来すことがないように対応してもらいたい」と述べ、生徒への配慮を最優先に対応する考えを示した。その上で、首相は「こういうことがないように、各学校は緊張感を持って当たってもらいたい」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。
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とあったが、これはどちらの意味に捉えたら良いのか判らないコメントです。高校生が、大事な受験のために勉強しなくても良いように配慮するのか、彼らの将来のために勉強させなさいと言っているのか?後者の意図なら首相のコメントは納得できるのですが、、、。
できれば高校生に戻って、また勉強し直したいと思っている大人はたくさんいるのですから、もう1科目勉強できるこの幸せな高校生たちには、自分のためと思って是非世界の歴史を学んで欲しいものです。