今日、北海道日本ハムがプロ野球の日本一になりました。東映フライヤーズ以来44年振りの日本一だそうです。85年に阪神が優勝したとき、阪神ファンは随分待たされたものですが、東映ファンもきっと長く待っていたことでしょう。
ニュースを見ていて、日本ハムの前身は「東映」という印象を受けますが、実は「日拓ホーム・フライヤーズ」が10ヶ月だけ球団を所有していたのです。ですから日本ハムの前の球団は、「日拓」になります。
何故、こんなことを覚えているかというと、私が生まれて初めて見た野球の試合が、「日拓ホーム・フライヤーズ vs 太平洋クラブ・ライオンズ」だったのです。10ヶ月しかなかった球団ですから、このカードを見た人も少ないのではないかと思われます。(「太平洋クラブ」は、「クラウンライター」に身売りし、その後「西武」が買収したのはよく知られています。)「日拓」には大杉や張本といった強打者がいて、ユニフォームも奇抜だったしなかなか楽しい球団だったのですが、あっという間に消滅してしまいました。
「日拓フライヤーズ」も「太平洋クラブライオンズ」も、野球を見た福岡の「平和台球場」も、スタンドからの野次に手を振ってくれた愛嬌のある大杉選手も、もうこの世にいません。
子供の頃の懐かしい思い出です。