90年代に大変お世話になった「フロッピー・ディスク」が消滅目前なのだそうです。
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「フロッピー」は退場目前 FDD主要メーカー「撤退」へ(J-CASTニュース)
フロッピーディスクドライブ(FDD)の主要メーカーが、生産撤退に向けて動き始めた。大容量のUSBメモリなどに押されて、市場規模が30分の1に縮小しているからだ。ディスクについてもメーカー各社が販売をやめ、「フロッピー」は退場目前だ。ただ、財務関係など古いデータをフロッピーに保存している会社もあり、波紋が広がっている。(中略)
■ここ数年は法人客に安定して売れていた
大手量販店で販売しているバッファローではピーク時より激減したが、ここ数年は法人客に安定して売れていて出荷台数は年間10万台だ。「3社で国内外のシェアのほとんどを占めていますので、撤退後は販売できなくなります。当社では2010年春の出荷分で最後になる予定で、取り扱い店舗に順次お知らせしてきます」といっている。フロッピーディスクそのものも、すでにほとんどのメーカーが販売をやめている。三菱化学メディアは、原料である磁気ディスクの生産終了を理由に09年3月末で終了。日立マクセルも同月で終えている。
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つい数年前までは、パソコンに「普通に」装着されていたフロッピー・ディスク・ドライブですが、最近は全く見掛けなくなりました。3.5インチサイズの1.4MBフロッピー・ディスクが登場した時は、その容量の凄さに大変驚いたものです。当時、ディスク容量の大きさを示すのに「A4サイズで○○枚分」という表示がされていたものですが、最近はこの表示も見掛けなくなりました。大体、写真1枚でフロッピーディスク○枚分の容量を使う時代ですから。それでも法人需要で10万台の需要があるという話は驚きです。フロッピーで保管されている昔のデータを見るのに必要ということでしょうか。今後は、そのようなデータもCDやDVDに移し変えられる運命にあると思いますが、移し変えられた電子データがどれくらいの間、保管できるかは未知数です。まあ、そのデータが永年保管するに値するかどうかも未知数ですけど。
ちなみに我家では、使わなくなったフロッピー・ドライブをどう処分するかのほうが問題です。