九州の地方競馬場を見るのは初めてで、パドックやコースの状況、馬券売り場を写真に撮り、ターフビジョンの前に寛いでいたところ、一人の競馬ファンのオジサンが声を掛けてきました。
彼の格好は、Tシャツ短パンで見た目は50代後半の印象でしたが、現在は退職して佐賀の競馬場通いをしているそうです。競馬を始めて40年という話で、毎朝の調教を見たり、本を読んでいろいろ勉強しているが、馬券を当てるのは相変わらず難しいと言ってました。
馬が大好きで、良い本があると言って見せてくれたのが、中央競馬の「優駿」という雑誌です。これは1976年2月号で、今から30年以上も前のものです。年度代表馬のカブラヤオーが表紙に出ています。今は、競馬ファンのための入門紙的で写真も多く上質な紙を使った雑誌ですが、当時はほとんど業界紙のような紙面だったようです。おそらく当時は部数も少なかったと思いますので、とても貴重な本だと思います。
最近流行りの「オークションに出したらいくらで売れるのかな」と考えてはいけません。