キマグレ競馬・備忘録

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今年のMLB 日本人選手総括

2010年10月12日 | Baseball
最後まで残っていた斉藤投手が居るアトランタ・ブレーブスが地区シリーズで負け、MLB日本人選手の今年のシーズンが終わってしまいました。去年は、松井選手の活躍で最後の最後まで楽しめたMLBですが、今年の日本人選手はあまり活躍しなかった印象です。
各選手の今年の印象を一言。
○シアトル・マリナーズ イチロー選手
 打率:.315 本塁打:6 43打点 42盗塁
10年連続200安打は偉業と思いますが、それ以外はタイトルもなくチームも低迷。マリナーズは、イチロー選手入団後の10年で最下位が5回というのが気になります。日本人は「イチロー選手が頑張っているのに、、」と思いたくなりますが、マリナーズから放出された選手が他球団で派手な活躍をしているところを見ると、イチロー選手からのプレッシャーを感じている選手も多いのかもしれません。そろそろ1番に拘らず、チームプレーに徹するイチロー選手を見てみたいです。(個人的には、1番フィギンスで、バントが上手い2番イチロー選手のほうが勝てる確率が高いと思うのですが)
○ロサンゼルス・エンゼルス 松井秀喜選手 
 打率:.274 本塁打:21 84打点 0盗塁
今年一番期待外れだったのは松井選手でした。守備機会を求めて移籍しましたが、結果はイマイチでした。慣れ親しんだ東部地区と違って、西部地区の相手チームの投手を把握するのに苦労した1年だったのかもしれません。それでも80打点以上を挙げているのですから、もう一年辛抱すれば結果は出せると思います。現在、移籍の話が出ていますが、彼の今後を考えるとできれば同じ地区に残ったほうが良いと思います。どうなるんでしょうか。
○ボストン・レッドソックス 松坂大輔選手
防御率:4.69 9勝6敗0S 133奪三振
時々、良い投球をしますが、好不調の波が大き過ぎてチームからの信用を失っています。今年も四球連発、大事なところでホームランを打たれるという悪循環でした。そろそろ入団時に騒がれた魔球「ジャイロ・ボール」を披露して欲しいです。テレビで何度も分析されたあのボールは、一体どこへ行ったのか。もし来年もこの程度の成績しか残せなかった場合は、日本に帰国するしかないかもしれません。
○ボルティモア・オリオールズ 上原浩治選手
 防御率:2.86 1勝2敗13S 55奪三振
MLBにも慣れてきて良いピッチングができるようになってきました。彼の武器は精密なコントロールです。オリオールズのクローザーとして信頼性が高くなっているので、来年も期待したいです。巨人の頃は泣いてばかりいましたが、MLBでは笑顔が多く野球を楽しんでいるように見えます。
○アトランタ・ブレーブス 川上憲伸選手
 防御率:5.15 1勝10敗0S 59奪三振
開幕から負け続けて、チームは地区優勝したのに本人は残念な一年だったかもしれません。上原投手同様コントロールが武器ですが、先発投手で球速が遅すぎるのが気になります。立ち上がりは良くても慣れられると簡単に打たれてしまう感じです。2~3イニングの中継ぎのほうが向いているかもしれません。
○シカゴ・カブス 福留孝介選手
 打率:.263 本塁打:13 44打点 7盗塁
年々、活躍が地味になってきて、出場機会も減っている印象。好不調の波があり、信頼度が低いのかも。
○ロサンゼルス・ドジャース 黒田博樹選手
 防御率:3.39 11勝13敗0S 159奪三振
松阪選手同様に好不調の波が大きい1年でした。しかしチームへの貢献度は松阪選手よりも上でしょう。防御率は良いのに負け数が多いのが残念。チームは残留を希望しているようですが、日本球界復帰の噂もあります。気分的にメジャーに馴染めなかったのかもしれません。
○ボストン・レッドソックス 岡島秀樹選手
防御率:4.50 4勝4敗0S 33奪三振
相変わらずレッドソックスから一番信頼されている中継ぎです。今年は大事なところで打たれるケースが多く、不本意な1年だったかもしれません。年齢的にそろそろ厳しくなってきていますが、来年も頑張って欲しい。
○ニューヨーク・メッツ 高橋尚成選手
 防御率:3.61 10勝6敗8S 114奪三振
今年最も活躍した日本人選手かもしれません。中継ぎ、先発、抑えと全ての役割を無難にこなし、チームの信頼が厚いと思います。メジャーに行く時、あの球速でやれるのかどうか心配でしたが、杞憂だったようです。変化球のコントロールが抜群で度胸も良いので、岡島選手のように暫く活躍できると思います。
○アトランタ・ブレーブス 斎藤隆選手
防御率:2.83 2勝3敗1S 69奪三振
40歳過ぎても衰えない球の速さとコントロールが、相変わらず素晴らしい。今年もクローザーに近い中継ぎで頑張ったと思います。調子を維持するのが難しいようで、故障もあり好不調の波が大きかったように思います。
○ニューヨーク・メッツ 五十嵐亮太選手
 防御率:7.12 1勝1敗0S 25奪三振
球は速いけれど、何かが足りない感じ。同僚の高橋選手が良いだけに、逆の意味で目だってしまいます。来年に期待です。
○ボストン・レッドソックス 田沢純一選手
故障で残念な1年でした。
他に松井(稼)、岩村の両選手は、高額年俸の割りに活躍できなかったため、日本球界復帰になるかもしれません。まだまだ活躍できる能力はあるだけに、すごく残念です。
もう一人、ヤンキースに日本人選手がいました。3Aで活躍していた井川選手は今頃どうしているんだろう?

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