キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本「ピーターフォーク自伝」

2011年09月06日 | Book
先日亡くなったピーターフォークの自伝。
刑事コロンボで有名なピーターフォークですが、俳優になるまでは色々な職業を経験し、遅いデビューだったようです。最初は、舞台俳優として活躍し、徐々に映画の世界へ入っていきました。最初はギャング役が多く、そのイメージを払拭するのに苦労したようですが、刑事コロンボは完全な当たり役で、自身のアイデアを取り入れたり、脚本や監督にも参加して制作に大きく関わりました。他にもコメディーなど様々な映画に出演していますが、日本ではそれほど目立った作品はありません。
この本では、彼の記憶にある面白いエピソードをまとめる形で書かれています。刑事コロンボについていろいろ知りたかったのですが、意外と記述が少なかったのが残念でした。彼の中では多くの役の中のひとつという位置付けだったのか、刑事コロンボについては多くの研究書が出ているので書く必要を感じていなかったのかは判りません。ファンとしては、本人の作品に対する見方や苦労話、裏事情など、もう少し知りたい部分もありました。
自伝というよりエピソード集のような構成と語り口の本で、彼の交友関係の広さや冗談好きな明るい性格など、刑事コロンボそのもののような彼の人間性が窺える自伝でした。

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