キマグレ競馬・備忘録

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気になる言葉:「凄い」とは

2013年07月29日 | Aphorism(気になる言葉)
25年ほど前、鹿児島から就職で上京してきて、初めて東京の人と付き合うようになった。九州の田舎者と東京の都会人の違いと言えば、モノに対する考え方だ。東京の人達は、自分のモノに対する拘りが強く、モノについての蘊蓄や自慢話を話すことが多い。その時に、ただ相槌を打って聞いているだけではいけない。話を聞いたら、必ず言うべき言葉がある。
「へえ~。スゴイですね。」
すご・い【凄い】 の解説
1 ぞっとするほど恐ろしい。非常に気味が悪い。
2 びっくりするほど程度がはなはだしい。並外れている。大層な。
もちろん2.の意味で使う。この言葉を使えば、話すほうも悪い気はしないし、都会人と田舎者の垣根を取り払ってもらえる便利な言葉だ。九州に居た時は、相手を「凄い」というのは媚び諂ったようで恥ずかしかったが、東京では違う。東京では、自慢話に対応するための礼儀作法なのだ。因みに、、自分は「凄いね」と言われたことがない。
自慢したい話はあっても、「凄いね」という反応が無かったらと思うと怖くて話せない。そこが東京人との違いかもしれない。

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