著者の考える装丁とは、「本の個性を読み込んで、かたちにする。飾りで読者の気を惹くのではなく、その本にとっての一番明確で必要なものを明確に演出する」
本を手にする時、まず気になるのは装丁です。タイトルの文字、本の形、厚さ、デザインなど自分の好みに合っていそうな装丁の本は、それだけで内容への期待が高まります。この本では著者の作品の中から選んだ120冊を紹介しています。
装丁のタイトル文字、イラスト、本の構造、アートの流用などをテーマ順に著者の様々なアイデアを具現化した作品が記載されていて、とても面白かった。大半は文芸作品のカバーですが、この本に記載された小説はほとんど読んだことが無いため、果たして装丁と本文の印象が同じかどうかが少し気になりました。
この装丁という仕事は、本の製作の一分野ですが、デザイナーのオリジナルのアイデアが反映できる唯一の領域ではないかと思います。アート系としては、地味だけど羨ましくなる仕事です。
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