今年のジャパンカップは、ジェンティルドンナが優勝しました。
---------------------------------------------
【ジャパンC】1番人気ジェンティルドンナがJC史上初の連覇!
名牝が快挙を果たし、復活した。外国馬3頭を迎え、「第33回ジャパンC」が東京競馬場で行われ、ライアン・ムーアへと乗り代わった1番人気ジェンティルドンナが好位から早めに抜け出し、ゴールまでしのぎきってJC史上初の連覇。1年ぶりの白星で完全復活を遂げた。今後、有馬記念には出走しない見通しで、今年2着に敗れたドバイシーマクラシック(14年3月29日、メイダン)でのリベンジを目指す。鼻差の2着は3歳馬デニムアンドルビーでJC初の牝馬ワンツー。2番人気ゴールドシップは全く見せ場なく15着に失速した。(スポニチアネックス)
-----------------------------------------------
今年のジャパンカップは、1番人気のジェンティルドンナがハナ差で1着となり、JC史上初の連覇を達成しました。下馬評では、ゴールドシップとエイシンフラッシュが10倍以下のオッズで人気を集めていましたが、この2頭は予想しないレース展開で、自分の勝ちパターンに持ち込めず、自滅したような印象でした。
このレースを見た印象として、昨年のような白熱のマッチレースでもなく、断然の強さを感じさせる馬もなく、人気の主役達が見せ場なく負けてしまったような不思議なレースだったように思います。勝ったジェンティルドンナも、3歳牝馬を相手にハナ差のヒヤヒヤの勝利で、あと1歩ゴールが先だったら完全に差されていたと思います。そこは、距離を読みきった騎手の上手さなのかもしれませんが、昨年のオルフェーヴルを破ったような強さは全く感じられませんでした。それはともかく、これでG1を5勝して、来年のドバイが楽しみになりました。しっかり調整して、ドバイ再チャレンジに期待したいです。
ちなみに応援していたのは、ゴールドシップとエイシンフラッシュ。自分の好みのタイプの馬でしたが、どちらも意外な展開で惨敗してしまいました。ゴールドシップは、好不調の波が大きくなったような印象です。今回は最後方からのレースでしたが、全くヤル気が感じられませんでした。この馬は右回りのレースで好成績を収めているので、コースとの相性に左右されやすいのかもしれません。次回、もし有馬記念に出てくれば、右回りのコースでの変わり身に期待したいです。
エイシンフラッシュも状態は悪くなかったようですが、スタートが良過ぎて、逃げ馬の形になってしまったのが敗因だと思います。それが全てでした。毎年秋の日本で大活躍するデムーロ騎手も今年はあまり上手くいっていないような感じです。
2着のデニムアンドルビーは惜しいレースでした。東京のような広くて直線の長いコースが合っているのかもしれません。今年の3歳馬も意外に強いようです。また3着のトーセンジョーダンの復活は嬉しい誤算です。この馬も好きなので、もう一つG1を勝って欲しいです。
いずれにしても、今回出走した馬達やキズナ、引退するオルフェが出走予定の有馬記念がとても楽しみです。