キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

※1980年代の風景~東京かぶれ

2015年03月07日 | Horse Racing
職場の転勤で関東に来たのが1987年4月でした。九州の田舎者だった私は、初めての関東、東京の人達の姿を見て色々思う事がありました。
【地方出身なのに東京を自慢する東京かぶれ】
社会人になったばかりの頃、研修で一緒だった同期の中に「東京かぶれ」がいました。世間話の中で何かにつけて「東京では、〇〇」と話す。てっきり東京出身だと思って話を聞いていましたが、実は学生時代(大学)に4年間だけ東京に居ただけという話で、面食らいました。山口出身の彼は、地方出身者に散々東京自慢をしていましたが、実は同じ仲間だったという話。地方出身者にとって「東京かぶれ」ほどカッコ悪い者はいない。
【自分の出身地を自慢する東京人】
会社の寮で東京出身者達が「本当の東京はどこか」で議論していました。東京都とは言っても、奥多摩や小笠原等の島嶼、ビルが立ち並ぶ都会まであり、地方人でもさすがに奥多摩と新宿渋谷を同列に語ることはしない。一般に東京と言えば、林立するビルと商業施設や工場、素敵な公園、高級住宅街です。東京出身の彼等は、本当の東京とはどこか、郊外の都市も入れるのか、23区内なのか、山手線の内側なのかという議論をしていたけれど、結局、自分の実家がどこかにあるかで「線引き」して、相手をマウンティングしたいだけ。「本当の東京はどこか」なんて、空疎な議論だと思いました。
因みに就職した時、田舎の祖母に住んでいる場所を聞かれて「埼玉に住んでいる」と言ったら、「あ、東京ね」と言われました。
地方人にとって、東京地方の認識はそういうレベルです。

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