昨日の凱旋門賞は、日本の競馬ファンにとって大変残念な結果でした。
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【凱旋門賞】ムーア導いた!ファウンド完勝 牝馬の優勝は2年ぶりbyスポニチアネックス
終わってみれば完勝だった。優勝したのはファウンド。ここまでG1・5戦連続で2着続きだったが、それがウソのような完勝。ムーアも「直線手前での反応が早く、あっという間に抜け出してくれたね」と目を丸くした。同馬は父ガリレオ、母レッドエヴィ(母の父インティカブ)という血統で通算成績19戦6勝。牝馬の勝利は14年トレヴ以来、2年ぶり。4歳馬の勝利も14年トレヴ以来、2年ぶり28回目。恐るべきはオブライエン厩舎&種牡馬ガリレオ。2着ハイランドリール、3着オーダーオブセントジョージと1~3着を独占。ガリレオ産駒は意外にも凱旋門賞初勝利だが、これまで勝てなかった分も取り返す独占ぶりだ。なお、現地単勝1番人気、国内2番人気を集めたポストポンドは、好位から伸びきれず5着が精いっぱいだった。
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今年の凱旋門賞は、競馬ファンにとっては過去のデータが全く当てにならない難しいレースでした。凱旋門賞は、3歳馬有利、ガリレオ産駒は活躍しない、フランス馬有利等々、いろいろなデータを挙げて予想する人も多かったようですが、これはあくまで昨年までのロンシャン競馬場のデータで今年のシャンティイ競馬場に当て嵌まるかどうかは未知数でした。実際、結果を見ると今年は全く傾向が違っており、古馬が活躍する高速レースになりました。勝ったファウンドは、2着の回数が示す通り実力と安定感は一番で、今回のレースでも能力を存分に発揮しました。特に騎手の力や厩舎のチームプレイが大きく、このレースに勝つためにあらゆる方法を使っていたようです。公平性を重視し、同厩舎の馬が連携することは"建前上"あり得ないJRAの競馬と違って、凱旋門賞は厩舎の思惑が作戦に色濃く反映されるようです。同厩舎の馬がG1で1-3着独占なんて日本ではあまり聞いたことがありません。今回は、日本馬の凱旋門賞挑戦の今後の在り方を考えさせてくれるレースだったと思います。
マカヒキは、G2ニエル賞を僅差で勝ちました。あのレースを見た時、9月12日のブログにも書きましたが、これで凱旋門賞を勝てるのかなと不安になりましたが、結果はその通りになってしまいました。敗因を外枠出走やレース中に掛ってしまったこと等を理由に挙げていますが、ニエル賞を見た結果として、この馬には、勝てる要素は無かったような気がします。徹底的にマークされて、全てが不利な方向に働き、体力を消耗して直線で下がってしまいました。負けて強しという見せ場が全く作れなくて、とても残念でした。来年もシャンティイで開催なので、この経験を生かして、再チャレンジを期待したい。マカヒキの凱旋門賞挑戦が、この結果で「幕引き」にならないようにお願いしたいと思います。できれば、タイプの違う強力な馬3頭くらいで臨めば、道は開けるような気がします。
因みに、テキトー予想の結果はやっぱりテキトーな結果でした。
凱旋門賞
◎レフトハンド(12着)
〇ポストポンド(5着)
▲ハーザンド (9着)
△ファウンド (1着)
◇マカヒキ (14着)
ブログでは、末尾に「ド」が付く4頭の馬を予想しましたが、この中に勝ち馬が居ました。単勝5点買えば、当たっていました。単勝7.8倍ですから、お釣りが来ます。テキトーとは言え、買い方さえ間違えなければ当たることがあるものです。
今回の教訓「情報が少ない海外競馬に、緻密な分析はいらない。テキトーに買って楽しむこと。」