キマグレ競馬・備忘録

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本「もしも宇宙を旅したら」地球に無事帰還するための手引き

2009年02月04日 | Book
宇宙には、どんな危険があるのか?安全な旅のためにするべきことは?惑星の環境、宇宙船、人間の身体への影響など、宇宙旅行の安全性をあらゆる角度から検証した、ロマンあふれる科学シミュレーション。(「BOOK」データベースより)
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宇宙旅行は、アポロの月着陸をテレビで見た世代の憧れだったと思います。当時の子供の本には、21世紀には月面基地や火星探検が実現するようなことが書いてありました。けれども現実には月面基地どころか、地球の大気圏のわずか上をぐるぐる廻る程度で、宇宙旅行なんて永遠に実現しないのではないかと思わせるような状況が続いています。
宇宙を体験する機会のない一般人には、宇宙旅行の困難さが実感できませんが、この本を読むとその難しさがよく判ります。地球の大気に守られ、地球の重力の下で生活している人間が、重力の無い宇宙で生活するとどうなるか。宇宙線の怖さ、塵の影響など普段の地上での生活とは全く違う世界が宇宙には広がっており、SF映画のように簡単にはいかないことが良くわかります。大気圏の外に出ただけでも、小さなスペースデブリで宇宙船がボコボコに穴が開いてしまい、それが人間の生存に影響を与えます。何も無いように見える宇宙ですが、人間にも宇宙船にもとても厳しい世界のようです。
「宇宙戦艦ヤマト」も、実はガミラスの攻撃が無くとも帰還するのは不可能だったのかもしれません。

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