キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

万馬券とは?

2016年12月19日 | Horse Racing

土曜日の阪神3レース芝1600mで、単勝415倍の馬が勝ちました。勝ったのは古川騎手騎乗のミルトプリンス。ジャングルポケット産駒の2歳でこのレースが4戦目。前走はダート1200mで14着に大敗して人気を落としました。この時は、後方を追走して見せ場なく終わりましたが、この日はスタートから先頭に立ってそのまま最後まで逃げ切りました。だいたい波乱が起きるのは、不人気の逃げ馬がそのまま逃げ切るか、ペースが速くなって、追い込み馬が差し切るかのパターンが多いようですが、今回のパターンは前者で、古川騎手が上手くペースをコントロールして逃げたことが勝因だったと思います。展開次第で馬も変わるという見本みたいなレースでした。

ちなみに、この日の阪神では、単勝100倍以上の大波乱のレースが2回ありました。(新馬戦でも)その他にも三連単高額配当が続出で、テレビのMCが配当が出る度に「万馬券が出ました!」と大騒ぎしてましたが、この人は「万馬券」の意味がよく解っていないようです。「万馬券」とは、辞書によると「的中時の配当が100倍以上の馬券のことで、日本の競馬の最低購入金額が100円単位のため、100倍の馬券のことを万馬券と呼ぶようになった。競馬用語としてだけでなく、可能性が低いことに賭ける比喩としても使われる。 」とあります。
つまり100円で買って「100倍以上の配当を得た時」が本当の「万馬券」であって、例えば20通り2000円買って、その中から10000円当たっても、これは「万馬券」とは言えない。(オッズに直すと、賭けた額のわずか5倍の配当ですから)テレビの記者は三連複を20通り位買って10000円の配当でしたが、「万馬券的中」と大喜びするMCと違って、当たっても何だか浮かない顔でした。この記者は、あくまで配当が10000円であって、これは万馬券ではないということが良く分かっているのでしょう。「万馬券」の言葉を文字通りに解釈しないように気を付けたいものです。


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