Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

青い事典、まとめ2

2016-10-03 11:12:59 | 日記

 かー君は、やはり成績もよく、お家も大きかったのでよくクラス委員長に選ばれていました。

そのせいでしょうか、クラスの皆に気配りし、まとめ役として、代表然とした責任感があったようです。

私を家に寄せていてくれたのも、そういった責任感があったからだったように思います。

おー君の事で、親しくしてねと言われて私はとても驚きましたが、

同じクラスだから親しくした方がいいでしょうという物言いからは、やはりクラス委員長の態度、風格が伺えます。

 しかし、過去の私の流れから言うと、

おー君に愛想をつかし、交友関係を打ち切りたいと彼を避けて町へ。

私の町歩き周遊コースの1地点が偶然かー君の家であった。

その後弾みでかー君宅を訪問するようになった。

ある日、かー君のお陰で、おー君の痛手が癒えたことに気付く。

かー君に感謝の気持ちが湧き、お礼に彼に気配りするようになった。

かー君本人には好かれたようだが、家族から交際を断られる。

よく分からない内にプロポーズされて恐怖心が募る。

職員室で気にする事は無いと言われ徐々に不安感は遠のく。

今は1クラスメートとして接している。

という流れでした。

 今更、折角おー君と疎遠になってホッとしている私が、何故またおー君と親しくしなければいけないのか?

私には気の重くなる話でした。

しかも、勧めたのはかー君です。

話が事、おー君の事でなければ、かー君の勧めです、私は相当な無理難題でもOKしたのですが、渋い返事を返すしかありませんでした。

「考えてみるね。

 普通、商談で考えてみると言われた場合、お断りの言葉です。ほぼ不成立です。

私が断ったと判断し、かー君は失望したでしょうね、商店のお子さんですから。

過去から今までの流れで行けば、彼にすると私が大抵何でもOKしてくれると考えていたでしょうし。

落胆も大きかったことでしょう。

一気に私への信頼感と言うか、好感が覆されたしまったことでしょう。

 それでも、放課後しぶしぶおー君に誘われて付き合って、家に行く途中で思いがけずお開きとなった事は、私にはとてもラッキーな事でした。

そして、往来を帰宅する私は、後ろから声をかけられてかー君が付いて来ていた事に気付きました。

「Junさん、行かなかったの?」

振り向くと、かー君はちょっと沈んだ感じでそこにいました。

行ってもらった方がよかったという事でした。

かー君にすると確かに私がおー君の家に行った方が良かったようです。

おー君が無理に来なくてよいと言ったというと、おー君がそう言うならいいよ。と、承諾してくれました。

 結局、私にはおー君とかー君の間で何があったのかわかりませんでしたが、これで私は万事無罪放免となったとホッとしました。

私は信号でかー君と分かれると家路を急ぐのでした。

多分、この一件でかー君と私の仲も、すっきり終焉を迎えたのだと思います。

 

 

 

 

 


青い事典、まとめ1

2016-10-03 08:55:13 | 日記

 それはある日の事、校舎の3階の渡り廊下を渡ろうとしていた時の事でした。

廊下といっても、もう屋上に近く、屋根は無く、片側はベランダでコンクリートの手すり、片側はフェンスで囲まれた、コンクリート造りの廊下です。

フェンスの下には人が通れるほどの余裕がありました。

何方側も身を乗り出して落ちれば、3階という高さから落下するという危険がありました。

3、4年生ならいざ知らず、5、6年にもなると危険は重々承知です。

ベランダから身を乗り出したり、フェンスの下をくぐってコンクリの廊下の端に身を置く事がどんなに危険なことか、

そんな真似さえする事は危ない事と分かっていました。

そんな私に、待ち構えていたようにおー君が話しかけてきました。

 ドキ、また何か嫌な話かなと思います。それでも、クラスメートと思うと笑顔で何かと聞きます。

すると、あれを見て、と彼がフェンスの向こう、コンクリートの廊下の端に、今にも落ちそうなバランスで置いてある筆箱を指さしました。

おー君の筆箱だそうです。

フェンスのかなり向こう側です。とても立って行けそうもありません。

匍匐前進で行くか、何かマジックハンドのようなもので掴んで引き寄せるかするしかなさそうです。

いっそ筆箱は下に落としてしまってそれを拾った方が早そうです。

私がそう言うと、筆箱が落ちると壊れそうだ、中身も壊れると困る物が入っているという事でした。

 「僕の筆箱なんだ、如何してあんな所にあるんだろう。

という事でした。

私にもさっぱりわかりません。誰か悪戯したのかしらと言うと、おー君は曖昧な返事をして、私を見ると

「Junさん、あそこまで立って歩いて行って筆箱を取って来てくれない。

というのです。

 もちろん、私にはそんな危ない事は出来ません。危険だからと断ります。

そうかな、Junさんなら出来ると思うがな、とおー君はしつこいです。

掃除用のモップでも持って来て引き寄せたらどうか、とアドバイスすると、

どうしても私にとって来てもらいたいと言うのです。

立って歩いてあそこまで行って取って来て欲しい、私ならできると思う。

そんな言い方で筆箱を取って来て欲しいと促すのです。   

危険に決まっている事を、こうもしつこくすすめられて、流石ににこやかな対応ができませんでした。

 おー君の言うとおりにすれば、この3階の渡り廊下の端からから落ちて、物笑いになるどころか命さえ失ってしまいそうです。

私に死ねというのかしら?がぜん腹が立ってきました。

「こういう事はね、担任の先生に言った方がいいわ。

私は彼にそう言うと、先生に相談してねと、廊下に佇むおー君を後に残して教室へと急いで戻りました。

私には彼がフェンスの下を潜るほどの馬鹿では無い事が分かっていましたし、

私への無理難題で話が引き延ばされているからと2人だけでいる時間の経過が気になったからでした。

 予想通り、教室に帰るとFさんが、Junさん、長いこと帰ってこなかったね、1人で何処へ行ってたの、と聞いてきました。

やっぱりね、私はおー君のしつこい話と、筆箱の事を話しました。

「そんな事したら、死んじゃうわ。

酷いねとFさんも私がフェンスを潜らなかった事に賛同してくれました。

私におー君の言った事を先生に言った方がいいよとアドバイスしてくれました。

そうだなと私も思います。

 私に対してのおー君の物言いと、おー君の筆箱の件、もしかしたら彼が苛めにあっているのではないか、

その2点について担任の先生に報告したと思います。先生も調べてみるよと言っておられたと思います。


コーヒーはあまり飲まないのですが

2016-10-03 08:38:54 | 日記

 好きなコーヒーのチェーン店は、昔はドトールでした。

今は近くにないので、スターバックスかサンマルクです。

お茶はスターバックス、軽食はサンマルクと使い分けています。

 コーヒーは二十歳前後で体質に合わなくなり、一切飲まなくなりました。

特に喫茶店や自販機のコーヒーでてきめんに具合が悪くなり、家でインスタントコーヒーを飲む程度にしていましたが、

それでも具合が悪くなるようになり、全くコーヒーから遠ざかってしまいました。

 20年近く経ち、花粉症が出て、ある日何気なくコーヒーを飲むと全然、変化なく大丈夫になっていました。

以降はコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶にジャスミン茶、フレバリーティ、何でもOKでした。

その後、近年になってまたコーヒー、煎茶、抹茶などが喉にイガイガと来るようになり、NG。

今は葉っぱ系のお茶が主流です。