Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

青い事典、まとめ21

2016-10-11 14:10:32 | 日記

 2度目の会話になると、今まで話も無かった2人が1日の内に、そうそう渡り廊下で出会うのはいかにも不自然です。

偶然の訳が無いと思われるのは必至です。

それで、今回は正直にFさんから頼まれた旨を告げます。

そして、こう短時間に、今までも私にはよく分からなかったきー君の事を理解するのはとても無理と、

Fさんの気持ちに絞って話しを進めることにしました。

 実は、ここに来たのは偶然じゃなくて、Fさんから頼まれたからなの、と、話を進めます。

私にはきー君の気持ちは分からないけれど、と、付属に行くかどうか迷っている理由は分からないけれど、

Fさんはこう言っていたと言い、Fさんの様子、Fさんの言葉から、

どうもFさんはきー君が好きらしいと告げます。

 「Fさんが

きー君は驚いていました。

 あれ?気付いてなかったのかな、と、私もきー君の反応に驚きました。

てっきり、それなりにきー君はFさんの気持ちに気付いていると思っていました。

その後私達は少しFさんについて話しましたが、

ふと、きー君は私に、もし私が付属を受けて受かっていたらどうするかと聞くので、

私は山を見ながら答えました。

 「私だったら、難しい試験に受かって、費用もあれば、迷わず自分の可能性にかけて付属に進学すると思う。

と、答えました。私だったらよ、私はきー君じゃないもの。

私にはFさんみたいに心を寄せてくれる彼女はいないし、迷う事も無いからと。

私はここでちゃんとFさんのアピールも忘れません。

 きー君は考えていましたが、分かったよ、皆と同じ中学に行くよと言ってくれました。

それは、Fさんにとって良かったと、私は早速Fさんに報告しておくねときー君から離れ、

渡り廊下を後にするのでした。

 そして、この事をFさんに話すと、Fさんは満面笑みでとても喜んでいました。

「やっぱりJunさんに頼んでよかった。

と、言われた私はFさんの現金さに苦笑い。

Fさんに振り回された今日の私の気苦労を思うのでした。