何日かして、妹が、両親の喧嘩はお姉ちゃんが言っていた通りで、2人の仲が悪いからじゃないか、
と、私に問いかけてきました。
私はあれはお姉ちゃんが間違っていた、やはりお父さんとお母さんは仲が良いから喧嘩しているんだ、
お前の言う通りだった、と言っておきました。
内心、どうして妹の為だからって嘘をつかなくちゃいけないのよ、と腹立たしかったものです。
妹の方はにっこりして如何にも嬉しそうでした。
私はこんな事があってから、物事の真実を見ることや、それを主張する事、
事実を言う事が馬鹿々々しくなってしまい、どうでもいいように思えてしまいました。
学校でも家庭の事を聞かれると、離婚しないから仲がいいんじゃないの、あの2人の事はどうでもいいじゃない。
と言葉を濁し、家の事は話したくないと話さなくなりました。
妹さんは、と聞かれると、さぁ、機嫌よくしているんじゃないの。
と、大体どうして人の家の事を気にするの、家の事について聞かないでちょうだい。
と、友人に対して当たってしまったのでした。
この件についてはもう誰にも話す気はないのでした。
中1の私といえば学校ではクラスの男子との確執、家では両親や妹の問題
と、
気が休まる暇がない感じでしたが、
どう切り抜けたのでしょう?
私自身は全然、こうという解決策を覚えていません。
いじめ問題については先に書きました。学校でかなり配慮があったと私は感じていました。
最後は個人の問題になってしまい、親同士の問題になってしまったのかもしれません。
同じように、家庭の問題も保護者面談で先生から母に一言なり、何かあったようです。
「お子さんは家庭の事で酷く悩んでおられます。」
そんな事を言われたと、母が父に話しているのを聞きました。
中1の2学期過ぎから、両親の喧嘩は徐々に鳴りを潜め、冬を越す頃は祖父の容体に皆関心が向くようになり、
よく言われるように、物事は段々となるようになったのかもしれません。