眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

猫の歌

2009-10-26 17:08:48 | 猫の瞳で雨は踊る
ひとからなんと
ひとからなんと

さらさらさ

ひとからなんと
ひとからなんと

しゃんとせい

ひとからなんと
ひとからなんと

からめとる

ひとからなんと
わたしはわたし

たったひとりの
作り手聞き手
その手の読み手

ひとからなんと
わたしはわたし

たったひとりの
生きてなの


*


ねえ、パパ。
ノヴェルが、またわからないことを書いてるの。
適当に書いたにしては、つながっていて怖いの。
私は、ケータイを取り上げるけれど、彼女はまた持って行くのよ。
ねえ、どうしよう。


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ヘルパー

2009-10-26 11:42:30 | 猫の瞳で雨は踊る
----自分の言葉に、いつか助けられるだろう。
----命は助けるようにできているのだ。

猫は、結論を書き記してケータイを閉じた。
そして眠った。


*


マキは、猫の枕ケータイを抜き取って開いた。
「ふーん」
そういうものですか。
「私も、日記でも書こうかな」

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