眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

発熱

2012-09-28 07:10:02 | ショートピース
「捨てないでくれ。こんな狭いところから」わざわざ捨てるためにつれてきたのかと訊くと否定しなかった。「君を捨てなければ何も完成しないから」早くも私は帯になって捨てられ始めていた。「ひと時の間、温めてくれてありがとう」麺食いはそう言って最後の一滴まで、私を捨て終えた。#twnovel

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