眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

日常の分解(指先から癒し)

2020-04-02 23:44:00 | 【創作note】
場をつないでいく言葉の数々
打たなければいけない
相槌の数々が
僕をぼろぼろにしていく

違うから
(僕の好きな言葉はそんなんじゃないから)

世間から離れてなお
苦しい……
耳鳴りがまだずっと残っている

無理矢理振り切って
僕はpomeraを開く

駆け出しの詩情が
ファイルの中に明滅している
恐る恐る僕は触れる
指先が徐々に日常の中に引かれていく

ここにある
この先にある
ずっと向こうに
僕の好きな言葉はあふれている

大丈夫
きっと戻っていける
今までだってそうだったんだ

わかっている
考えるな
苦しみを見失うまで
打ち込めばいい

(解放の時は近い)


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