眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

折句短歌アラカルト「のむ、くう、ける」

2020-06-15 16:11:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
おつかれの文句を残し手を引けば夏に弾けるシークヮーサー
「おもてなし」


絡まればカゴメとナスのミートソース板場に落ちた新緑を添え
「鏡石」


三つ編みがソーダを置いて去ったあとサンドバッグに生きた前蹴り
「ミソサザイ」


ムーミンとシシカバブに和み行く送別会のバッドボーイズ
「ムジナそば」


結べないショートショートを投げ出してそつなく焼いたバラ肉を食う
「ムジナそば」


海鮮が海賊色に満ちるまで板に張り付くシェフの連勤
「鏡石」


ええ麺をお腰につけたマルちゃんのいちおし今日は赤いたぬきち
「エオマイア」


Aメロをトンビに託すシンガーの口にあふれるサブウェイサンド
「江戸仕草」


ワニをどう倒そうものか思考する武道家は観念を知らない
「渡し船」

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