眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

タイム・ウォッチャー

2020-06-16 08:20:00 | 短歌/折句/あいうえお作文
バスがきて女が去ったバス停をみている僕はインサイド・モス


壮大なドラマに心奪われてソファーの上ではや200年


静けさを足下に置いて立っているメッシの前に飛び込めぬ君


キラキラのフォークとナイフ脇に置き若鶏を待つ150歳


雑巾の行く先にある汚れこそ僕らの生きた歴史と誇り


まばたきが乙女をかえすだまし絵に恋した視線もう逸らせない


チェック・イン・アウトがつくる缶詰になってみつめる時間芸術


やりかけたことができないやり出した昨日の僕はどこへ行ったの


口づけたコーヒーカップ察するに四の五の40分の冷たさ


生産の過程を盗み見る人に鶴が返した野生のジャッジ


文字盤に文字はみえない8年を打ち込みすぎたpomeraキーボード




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