バスがきて女が去ったバス停をみている僕はインサイド・モス
壮大なドラマに心奪われてソファーの上ではや200年
静けさを足下に置いて立っているメッシの前に飛び込めぬ君
キラキラのフォークとナイフ脇に置き若鶏を待つ150歳
雑巾の行く先にある汚れこそ僕らの生きた歴史と誇り
まばたきが乙女をかえすだまし絵に恋した視線もう逸らせない
チェック・イン・アウトがつくる缶詰になってみつめる時間芸術
やりかけたことができないやり出した昨日の僕はどこへ行ったの
口づけたコーヒーカップ察するに四の五の40分の冷たさ
生産の過程を盗み見る人に鶴が返した野生のジャッジ
文字盤に文字はみえない8年を打ち込みすぎたpomeraキーボード
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