6枚落ちの手合いになった子には、ウッキー先生は9筋狙い、私は1筋スズメ指しで指導している。
共通して言えるのは、玉を囲わない=囲わなくても良い。
そして最初に棒銀戦法を覚える。
角交換棒銀は、先手も後手も玉を囲わない方が良い場合がある。
そして、どうなったか・・・・(汗)
王様を囲わない子が増えてしまった。(涙)
本当は、矢倉を教えた方が良いと個人的には思っているし、大ちゃんには本人の申し出から6枚落ち矢倉を指しているし、O副支部長のお孫さんも矢倉をキチンと組み立てて来る。
しかし、しかし・・・しかしである。(笑)
団体戦やバローで勝てた方が面白いし、これまで学んだ事の上に積み重ねて行く方が、ステップアップしやすい。(将棋に1週間で○○なんて無いと思う。)
後手一手損角換わり振り飛車
もともと将棋に限らず、自分から考え構想を練って、アクションを起こしたいタイプであるので、何でもかんでも自分から角を換えに行く事で、自らこう指すんだと主張するようにすれば、与えられて動くより良いと考えていた。
そんな時、たまたま今期のA級順位戦を観戦していたら、出たのである。(笑)
普通に振り飛車を指すなら△4四歩ですが、△4二飛として「角交換OKですよ」と平気な顔をする。(笑)
▲6八玉と王様を移動した瞬間に、えいやっ~~と△8八角成として、後手なのに1手損して角交換してしまう。
その後は、飛車を向飛車⇒△2二飛とさらに1手使い移動して△3三銀と上がり逆棒銀から反撃を開始する。
後手玉は、シンプルな美濃囲にし低く構えて、争点を作らない事で反撃の時間を稼いでいる。
この後は、△2四歩▲同歩△同銀として、何が何でも習い覚えた棒銀戦方を使い戦う。
もしも相振り飛車になったら、角換わり腰掛銀の左右反対だと思って、気にしない事にする。
(ここら辺が・・・イイカゲン)
ポイントは、△8八角成と角を取った瞬間にある。
この1手に、全ての念力を掛け、「行くぞ========」とビーム光線を放つ。
そこで勝負が決まる。
次回は、先手バージョンです。
(参照棋譜:先手森内九段VS後手藤井九段 今期A級最終局より)
スカボロフェア サイモンとガーファンクル