「いけしお作戦」の横では、昇級ポイントが溜まった子達の昇級が掛かった、駒落ち戦3面くらい指していると設備老朽劣化した頭脳が悲鳴をあげてしまう。
キムラ君は、コツコツ負けても負けても通って来てくれて、ある意味凄い会員に成長していて、本来こんなタイプの子ども達の為に、この教室が存在している気がする。
8枚の壁は厚かったが、1ヒントでクリア出来たので昇級としました。
おめでとうキムラ君。
こちらは、6枚での平手定跡チャレンジ中のチノさんと一戦。
下手は、3七銀戦法の陣形にして1筋を角と香車の力で破るのが、先崎九段の駒落ち本に載っていたので採用中なのだが、何度言っても棒銀で攻めたがってしまい、これは教え方のスキルがまだ足りないのだろうか、こちらの悩みでもある。
1五歩が来る前に、少し悪手を連発して冥府魔道の世界に誘ってみたが、良い勝負形になっている。
こうなると普通は下手難局としたものだが、ここからヒントを連発して普通の手を発見して、貰うコースに変更してみた。
ここで角を見捨てる手を指したので、同じ角を見捨てるなら攻めている二つの駒を相手にして、無くしてしまいましょうと言ったら▲5六金と歩を払ってくれた。
ふらつきながらも、中央から攻めて上手玉を下段に押し込んだ。
7二の桝目に置いてある銀は、上手玉の幸せを考えてあげて、何処へ行くのが幸せか自分だったら何処へ行きたいかと問いかけ、その幸せを奪う手は何だろうとヒントを出したら置いてくれたのでやれやれ。
前回の教室ではラピュタを使って撃ち落していましたが、今回は竜&馬だけでは攻めきれずサムシングプラス・ワンで3枚で攻めようと、ヒント出してから始めていたコトノさんとの6枚落ち。
本来は、と金で攻めて欲しかったが、桂馬が天使の誘惑だった様子で、まま良い事にした。
ラピュタに対して自陣の事は何も言わなかったが、金銀を2枚配置して上手の進入を防いでいる。
この感覚は、これまでの経験値から身に付いた様子だった。
ここから、新手の「飛騨牛すき焼き、何から食べたい作戦」の新ネタのヒントを出して勝て貰った。