9月13日(金)
今日は好古会の6月例会、会場は文化会館の会議室です。
好古会は横須賀市自然・人文博物館で催された考古学・歴史講座の受講者が中心のサークルで、 活動内容は専門家の話を聞く・史跡見学・会員間の情報交換や博物館の行事に協力し、 会員相互の知識を深めながら親睦を図り、 月一回、博物館・史跡等の見学会や博物館か隣接する文化会館で学習会を行っています。
参加者は19名、講師はNPO法人鎌倉考古学研究所 齋木秀雄氏、
内容は鎌倉の最近の発掘調査の報告です。
資料が配られ開始です。
武蔵大路周辺遺跡・若宮大路周辺遺跡・川越重頼邸跡の発掘結果の報告です、
内容は興味深いものでした。
そんな中、発掘報告の中で良く出てくる板塀建物と称されている
遺跡の詳しい解説がありました。
全国的にも珍しい遺構で東北地方で数例報告されているそうですが、
鎌倉は地下水位が低いので残っているらしいです。
細い柱の間に地面から竪や横に板が渡して壁を造る構造です、
囲炉裏の跡から想像すると、床は地面から数10cmの位置だそうです。
当時の様子を描いた絵図から伺える様に壁は地面かに埋まっている。
鎌倉は空地が少なく大々的な発掘は少ないそうですが、
消費税値上げに伴う駆け込み建替えがあるので
これから少しの間忙しくなるそうで、
消費税値上げはこんなところにも影響するのです。