11月14日(金)
好古会の11月例会は野外学習で、
好古会は横須賀市自然・人文博物館で催された考古学・歴史講座の受講者が中心のサークルで、 活動内容は専門家の話を聞く・史跡見学・会員間の情報交換や博物館の行事に協力し、 会員相互の知識を深めながら親睦を図り、 月一回、博物館・史跡等の見学会や博物館か隣接する文化会館で学習会を行っています。
好古会の講師をお願いしている
齋木秀雄氏(NPO法人鎌倉考古学研究所所長・鎌倉遺跡調査会代表)
の案内で鎌倉市内見学です。
集合場所はJR横須賀線鎌倉駅、参加者は10名、
資料をもらい概略の行程を聞いて 出発。
武蔵大路(今大路)
小学校と市役所の敷地は奈良時代から平安初期にかけての
郡衙(ぐんが:今小路西遺跡 市役所や税務署を兼ねた役所)が、
明治時代には鎌倉御用邸があり小学校の校門は旧鎌倉御用邸門で
門札は高浜虚子の書をもとに彫ったものだそうで、
旧講堂では 1937(S12)年ヘレンケラー女史が来校し講演した由緒ある場所です。
学校の前あたりには鎌倉時代に問注所(訴訟事務を所管する機関)があり
近くを流れる川の橋は裁許橋(西行橋 鎌倉十橋)と呼ばれていたそうです。
川の一部がまだ残っています。
また鎌倉時代はこの辺りは砂丘で地形はそのまま残り5m程高くなっています。
御成町商店街の外れにあった昔のおもちゃ・おかしの店くろぬま(黒沼紙店 )
元は紙屋で1923(T12)創業、現在は駄菓子や昔懐かしい小物も売っているお店です。
東日本大震災の年(2011年 H23年)の9月に関東地方を襲った台風15号で
大きな被害を受けたそうですが復旧して営業中です。
この先の海側は飢渇畠(けかちばたけ)と呼ばれ処刑が行われていた場所で、
のちに土地の人が六地蔵を置いて死者の霊を祭りました。
江ノ電の踏切を渡り次の場所へ
<続く>