「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

世の中はなかなか上手く行かないと思いながらパンをかじる@鎌倉七里ガ浜

2022-04-17 08:19:12 | モノ・お金
Pascoのたっぷりホイップあんぱんを朝からかじっている。


あん + ホイップって名古屋的だ。

ちなみにPasco(敷島製パン)は名古屋の会社だ。以前仕事でいろいろとお世話になったので、義理堅い私は、見つけたらPascoのパンをいろいろと買うことにしている。普段は全粒粉入りのマフィンをよく買っている。

東京に本社を置くヤマザキの焼きそばパンもあるぞぉ。


昨日から妻がまた江戸の実家に両親のお世話に出かけている。すると途端に私の朝の食事はこうなるのでした。面倒でちまちま作る気がしなくなるのである。

このパンもあんもホイップも焼きそばもほとんど輸入品で成り立っている。そしてその価格が上昇している。そのうちこんなに手軽には買えなくなるかも。今日はそんなお話だ。

最近頻繁に聴くことになった、半世紀以上前のこの映画音楽。

Sunflower ♪

 

ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ(最近の俳優の名前はまったく覚える気すらないし覚えられない還暦過ぎの私も、なぜかこういう名前はスラスラと出て来る(笑))主演の映画ひまわりのテーマ曲だ。音楽は巨匠ヘンリー・マンシーニ。イタリア系の米国人だ。あのティファニーで朝食をとか、酒とバラの日々とか、ピンク・パンサーとか。。。いろいろあったねぇ。でもそうした米国映画の音楽に比べると、このひまわりのテーマ曲はなんとも哀愁に満ちたメロディでヨーロッパ的。聴いていると泣きそうだねぇ(´;ω;`)ウゥゥ 映画の筋書きを思うと、あまりに切ないメロディだ。

どうして最近やたらこの曲があちこちでかかっているかというと、この映画が旧ソ連邦時代のウクライナで多くを撮影されたからだ。海外映画の撮影が旧ソ連邦内で行われたのは、これが初めてだったとか。そしてまたこのひまわりという映画は日本人の感性に訴えるものがあったそうで、ソフィア・ローレンの映画の中では、日本で最も人気があるらしい。

でもここで、経済の話になる。経済は大事。そしてそれは、ウクライナの話と無関係ではない。

インフレなんて人生の終わりまでにはないんだろうなぁと思いそうなここ30年だった。しかし久しぶりにやって来ました、インフレが。

先週初に発表された3月の米国の消費者物価指数は前年同月比+8.5%ですよ。果てしなく上がりそうな気配になって来た。

【Source:米国労働省】

コロナ禍で落ち込んだ経済を刺激するべく、2年前から米国の中央銀行は金融をユルユルにしておカネを市場にばら撒いて来た。そして米国経済は見事にかつ加速的に盛り上がった。そして逆にインフレになって来た。

世の中はいつも不運なことが起こる。さらにロシアによるウクライナ侵攻が始まった。いろいろなことが絡み合い、モノが希少になった。小麦も石油も希少な金属もだ。ロシアはそれらの大輸出国だ。ウクライナも小麦を多く輸出している。そば粉なんて国産は少なくて、ロシアからも日本に多く入って来ている。街の立ち食いうどんやそばだって価格が上がるかもしれない。

こうなって来ると、当然ながらそのインフレ予想を織り込み、さらにそのインフレを抑えるべく米国の中央銀行は金融を引き締めるであろうから、それも織り込んで、ドルの金利は上がる。

米国の10年国債利回りは3%に迫って来た。

【Source:FRB】

元財務長官のサマーズ氏は、かなり以前から厳しく米国中央銀行を批判して来た。「もっと早く利上げしないとインフレが過度に進み、実際にそうなってからそれを抑え込もうとすると、今度は金利を大きく引き上げねばならず、すると今度は経済が抑圧され景気後退が深刻になる」と。実際にインフレが進行して来たものだから、ここへ来てサマーズ氏のFRB批判はどんどん強くなっている。


【Source:Bloomberg】

FRBも踏んだり蹴ったりだ。コロナ禍の前にインフレを予防するべく金利を上げ始めたら、当時の大統領(トランプ氏)から「金利を下げろ!」と脅しをかけられた。その後コロナ対応で追われて金融緩和しているうちにインフレが進み、サマーズ氏のような人から今度はまったく逆の批判を浴びせかけられる。

しかしサマーズ氏のご意見もごもっともなところがあって、以前にこのブログで見たことがあるけれど、米国の経済って、失業率が4%を下回るくらいまで来たら、そろそろ好景気も終わるという定則みたいなものがある。


【Source:米国労働省】

コロナ禍の前に、米国経済はすでにそういう状態になった。しかしコロナ禍で一旦失業率が急上昇して、その対応に政策当局は追われた。そして米国経済は全体としては急速に回復し、また失業率は4%を割り込んで来た。3月のそれは3.6%である。そしてインフレが迫って来た。どうも景気後退が来そうな時に金利を上げないといけないという辛い状況に入りそうである。

今年はどこかでかなり厳しい局面を見そうな気がする。

そんなわけだから、ドル vs. 円で言うと、相対的にドル金利が高くなる。経済がダメな日本では、いつまで経ってもその通貨である円の金利が上がらない。したがってより高金利で魅力的に見えるドルが買われ、高くなる(円安になる)。

【Source:Investing.com】

こちらも7年ぶりのドル高(円安)水準になった。

かつてはこうしたドル高(円安)になると、輸出に頼る国のイメージが強かった日本は輸出が好調になるだろうという予測のもとに、株式市場や国内経済は活況を呈したりしたものだが、世の中は変わった。

円安だからっていいものじゃないらしい。この円安にもかかわらず、日本株式市場は暗い。

労働者の給料がいつまで経っても上がらず、経済が相対的に落ちるばかりの日本からすると、海外で外貨建てでインフレになり、かつ円安になると、円表示のエネルギー産品の価格や食料品価格は相当な上昇になる。国民は暮らしにくくなり、日本経済はさらに疲弊するムードだ。

米国株式市場も暗い。ご覧のとおりだ(↓)

ダウジョーンズ30種平均(オレンジ)S&P500(ブルー)ナスダック(グレー)
【Source:Investing.com】

昨年末を100として見たグラフだが、まったく冴えない。特に若い企業が多いナスダック市場は冴えない。若い企業はおカネがない。資金調達をしなければならない。だから金利が上昇する状況は、若い企業にとって厳しいのだ。

一方金融機関が多く含まれ、経営が確立されている企業が多いダウジョーンズ等の古い指数にとっては金利上昇はむしろ望ましかったりする面もある。金利が上昇すると、一般的に銀行は儲かるし、歴史ある企業は、若い企業に比べて、おカネはわりに潤沢にあるから金利上昇の影響を受けにくいからだ。

そうしたことが、この指数間のパフォーマンスの差になって出ている。

このように米国株式市場において冴えないナスダック市場に属する、我らのRIVIAN AUTOMOTIVE社の株価を見よう。RIVIANは電気自動車メーカーで、米国人好みのピックアップ・トラックやSUVを作っている。

【Source:Yahoo! Finance】

昨年秋の上場以来、あまりいい局面はない。

昨年の高値から十分下げたからもういいだろうと思い、黄色い☆マークのあたりから時間を分散して、下げ局面の中5回に分けてゆっくり私はその株式を購入したのだが、いまいち。。。

その後もさらに下がってしまい、「あらあら・・・」な状態なのである。

みなさんもRIVIANを応援してあげてね。

Drive Modes | 8 modes, all terrains, one R1T. Ride along, off-road and on.

 
コメント (12)
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