フランク・シナトラをどうぞ♪
It Might As Well Be Spring ♪
幸せな歌だねぇ♪
ウツギの白い球。すぐに開くよ。
その隣はワイヤー・プランツ。
春ですよねえ。
ムスカリも大きくなった。
剪定されたフウチソウが出て来た。
カシワバアジサイ。
ここまでは自宅の庭だ。
外に出ましょう。
アセビだ。これは白いが、ピンクの花もあるよね。
花を見なければ、これ(↓)がアセビの葉とはわからない。
これ(↓)は何?
よくわからんなあ。
カエデも元気だ。
紫陽花も、きっとすぐにつぼみをつける。
早いやつは4月のうちからつぼみが見られる。
ドガティ君の主治医さんへ。
お預かりの予約だ。
サラダがおいしい季節。
いっぱいいろいろ切って入れちゃう。
パセリはハヤシライスにかける。
そうなのよ、今日はハヤシライス。
ハヤシライスは伝統的な日本の洋食であり、安上りでおいしい、とってもお利口な料理。それにもかかわらず、ハヤシライスは日本の煮物系洋食の中でもカレーライスやシチューの後塵を拝しており、不遇な状況にある。私はハヤシライスが大好きなのだ。
タマネギと豚コマ。
諸説あるが、日本の西洋文化輸入拠点でもあった丸善の創業者である早矢仕有的(ハヤシ ユウテキ)さんがハヤシライスを考案したとの説が有力で、丸善は早矢仕さんの誕生日である9月8日をハヤシの日として日本記念日協会に登録した。
素晴らしい。ハヤシライスの普及の可能性が広がる。
パセリを用意しておこうね。
ハヤシライスにまつわる私の記憶では、千代田区大手町にあった旧大手町野村ビルの中の古いレストランが最も重要なものだ。真っ白で分厚いテーブルクロスがかかった立派な構えで、そこで、お昼に堂々とハヤシライスを出していた。それがまた見事なハヤシライスで、私は白いテーブルクロスにお汁が飛ばないように細心の注意を払いながら、その見事なハヤシライスを食べたのだった。食器も見るからに古い金属製で、あれは良かったなあ。
タマネギ。
豚コマ。適当に切る。
ハヤシライスというと牛のスライス肉が一般的だが、我が家はあまり牛は食べない。
ニンニク。
デミグラスソース。
ブイヨン、塩、ケチャップ、トンカツソース、はちみつ、胡椒。
バターを中華鍋に入れる。
加熱する。
するとドガティ君が見に来る。
我が家っていつも同じ光景だなあ。
そこでタマネギを炒める。すこぶる良い香り。
豚コマにニンニクを放り込み、炒める。
先ほどの調味料に、トマトペーストを加え、中華鍋に投入する。
塩と胡椒はまだだ。
この2つは、最後に味見しながら調整して加える。
そして軽く混ぜ合わせる。
水も加える。
ドガティ君が何ももらえないことを悟り、キッチンを出て行くところ。
これもいつもの風景だ。
水を加えたら加熱して、クツクツ。
タマネギが柔らかくなるまで煮よう。
味見して塩と胡椒を適度に加える。
完成だ。
ハヤシライスの地位向上を求めたいな。
こんなおいしいのに。そして簡単なのに。
まるでケチャップが主演する映画みたいな風景だ。
それって偉いよね。簡単でおいしいって。
ケチャップが主演するという意味では、ナポリタン・スパゲティと似ている。
でもハヤシライスよりナポリタンの方がはるかに多く食べられている。
ハヤシライス専門店があるといい。
ハヤシライスの復権を訴えたいね。
こんなおいしいのにねえ。
私じゃない誰かが(私には無理なので)、鎌倉ハヤシライス協会を誰か設立し、その直営店を開いてはどうでしょうか?
協会としてハヤシライスの簡単で安上りで美味しいレシピの開発と普及に努め、直営店でそれを実際に広く食べてもらうことで、ハヤシライスの地位向上を目指すのである。