これ(↓)は古いL.L.Bean社のカタディン・アイアン・ワークス・フード・スウェットシャツという製品だ。
購入したのは7年前。頑丈だから今も問題なく使える。同じ製品が今でも売られている。
普通のパーカーとは異なり、防寒着としての仕様になっていて、春先の八ヶ岳山麓には便利だ。鎌倉ではこんなの暑くて着ていられないが(笑)。
朝ごはん。
カントリーキッチン・べ―カリーのクルミレーズンパンもあるからね。
いつもなら朝ごはんが楽しみで仕方がないんだが、この日はその次に控えている馬肉すきやきがもっと楽しみだったんだなぁ。
カナダ産の馬肉ロースだ。大黒屋精肉店(茅野市)で購入したことは前回書いたね。
信州は馬肉をよくすきやきにする。あるいは馬刺しで食べる。
でも馬肉って国産は皆無に近い。たいていカナダ産だね。
Turk社の鉄なべを出して来た。
すきやきの時くらいしか出番がない鍋だ(笑)
原村のストーブハウスで購入した製品。
ネギ、クレソン、白菜、えのき。
京都のあるすきやき専門店ですき焼きを食べたことがある。そのお店では春菊の代わりにクレソンを使っていた。それがまたおいしかったのだ。それ以来我が家ではクレソンを使うことにしている。
そのお店の店員さんが「すきやきにはクレソンがよろしわ。春菊なんてもっさもっさして食べにくいさかい、うちの店ではずっとクレソンですきやきをお出ししてますねん」とおっしゃった。
まだまだ控えの白菜はあるよ。
控えの馬肉もね。
これはお酒。
味付けにちょっとだけ使う。
あとは飲む。
ダイヤ菊純米だ。
本日の調理は妻が担当。
鉄なべに馬肉が入った。
砂糖も入った。
いい風景だねえ。
お酒も入って、野菜も入る。
奥にしらたきが入った。
カナダ産の馬肉はまだまだあるよ。
野菜もまだまだある。
いくらでも食べてやる。
高野豆腐を準備中。
ドガティ君は自分が無関係であることを悟り、電気ストーブの前でお昼寝。
山荘滞在中、昼間は電気ストーブで足元を温めるのみ。
夕方になってから薪ストーブを焚いていた。
夜中まで薪ストーブを焚くと、朝起床する頃でも室内の気温は20度ほどはあった。
鍋を食卓に持って行く。
ドガティ君は引き続き睡眠中。
ほほほ。これが馬肉ロースだ。
これをたまごにつける。
以前オランダ人とすきやきを食べたことがある。
そのオランダ人は日本のすきやきの牛肉をおいしいと言って喜んで食べていたが、たまごは一切使わなかった。彼は「生たまごは恐ろしいものだから食べてはいけないと、幼少の頃から母親に言われて育った」と言う。
私は「生たまごの問題は、白身や黄身にあるのではなく、たまごの殻の表面が清潔でないことによるものである。日本人は生卵を食べることに慣れていて、流通するたまごの表面はよく洗浄され極めて清潔だ。したがって生で食べても問題はない。醤油や砂糖の入った割り下の味がついた肉は、生たまごと混じり合うことで最もおいしくなるのだ」と力説したが、私は信用されず終い。
そんなことを思い出すねえ。
生たまごを使えばいいのにね。
ドガティ君、かわいいね。
七味をかけちゃう。
たまらんわ。おいしいわ。
鍋に残ったえのきすらおいしい。つまんで食べましょ。
【つづく】