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逗子市沼間に住み、八ヶ岳西麓の山荘に通い、山荘に行った時には、同じく八ヶ岳西麓に住む両親の家に立ち寄るという生活が続いた。その後転職をすることがあり、その退職金で両親の家の残債を返済してしまったので、経済的にはグンと身軽になった。それ以後私のローンの残債は逗子市沼間の自宅のものだけとなる。
以前書いたように、自宅があった住宅街は、バブル経済真っ盛りの頃に山をぶっつぶして作った逗子市沼間の新興住宅街である。土地代が高すぎて、ひとつひとつの区画が狭く、土地の起伏があるため、高低差を承知でむりやり住宅街にしたようなところで、コンクリート要塞のような擁壁をよじ登って上がると、そこに小さい土地があり、そこに目一杯建物が建っている、というような区画も多かった。隣接の市が所有する土地は総合病院誘致問題で揺れ、住宅街の自治会は賛成派、反対派の対立が続いていた。住んでいる自分自身なんだか気に入らない住宅街だった。
2005年の夏のことだった。新聞の不動産広告チラシが目に入った。鎌倉市浄明寺の土地で110坪ほどで2000万円。なんだか安い。久方ぶりに不動産マニアの私が関心を抱いてしまった。報国寺さんが持つ借地だった。鎌倉駅前の親切な不動産会社の社員に連れられ、その土地を見に行った。自分では買いたいと思わなかったが、面白い土地だった。狭い道の先のすごい坂を上って行きついたところ。山林の中で暗い。お化けが出そうだ。
逗子に住んでいると、「隣の鎌倉には勝てないなぁ」と思うことがよくあった。現存する歴史的名所、寺、神社の数。それを訪れる観光客の数、学術的な雰囲気、これまでに住んだ文学者の数、納税者一人当たりの納税額、古くて格調を感じる豪邸の数。観光客や地元住民をお客にするレストランの数。
画像は有名スーパーの紀ノ国屋鎌倉店。馬鹿馬鹿しいほど高価なものが多くて買うものがないくらいの場合もあるし、何か特定の食材を買うなら紀ノ国屋に行った方が早い、というケースもある。要は使い方だと思う。タクシーで紀ノ国屋の駐車場に乗りつけ、タクシーを待たせ、ちょっとだけ買い物をしてまたタクシーで帰るご老人、なんて光景を見ることがある。他ではなかなか成立しない風景である。今朝、私は紀ノ国屋に行った。画像はその時撮影したもの。バゲットとマーマレードと紅茶とタイ米を買った。サービスも雰囲気もとても良いと思った。
私は鎌倉に土地を探してみることにした。土地探しのストーリーはそれだけで本が書けそうなくらい色んなことがあったが、ここではごく簡単に書く。旧鎌倉のエリアに絞って私は土地を探した。扇ガ谷、浄明寺、二階堂、由比ガ浜、佐助、大町、小町、雪ノ下、西御門・・・。とても面白かった。個性的なところが多いのである。寺所有の借地も多く、分割もされず変わっていない分、良いところが多かった。あれこれ多くの土地を見た。でも様々な条件がどこかで合わず、4ヶ月ほど探し続け、もうやぁ~めた!という感じになった。疲れたのである。「これはいい」と思い成約しようとしたら、売り手に売る気がなくなったことがあった。後から「やっぱり買おう」と思い、買いに行ったらもうその土地は売れていたこともあった。八幡宮の裏でとても良い土地だが、古都保存法にひっかかり、家を建てるのに相当な調査をし、文化庁長官の許可が必要なケースもあった。
あきらめ気分になった頃、案内された土地がひとつあった。旧鎌倉の外。西に大きくはずれ、鎌倉駅よりはむしろ江ノ島が近いところ。七里ガ浜だった。40年前に西武グループが開発した巨大分譲地である。旧鎌倉とはずいぶん違う雰囲気。まっすぐな道路が網の目のようにつき、幅が広い。土地はキレイな長方形。隣接した土地とまったく同じ面積と形。明るい雰囲気である。今まで探してきた地域とは雰囲気がまったく違うが、「これでいいや」という気になった。二匹の大型犬を散歩させやすそうだったことも、「これでいいや」となった理由のひとつだ。クルマが入れない散歩道が住宅地内にあり、木がたくさん植えられていて、犬の散歩も楽しそうだった。大型車も難なく通れる幅6mの南面道路に、買おうと思った土地は面していて、建物の工事がやりやすそうだし、日当たりは抜群。住宅街から海辺はすぐ。鎌倉プリンスホテルも近くである。七里ガ浜からは江ノ島が見え、伊豆半島が見え、富士山や大島も見える。
それまで私に言われるがままに、旧鎌倉の範囲内であちこち土地を探してくれた不動産会社の社員も、いきなりこの土地を買うと言い出した私の気まぐれに驚いていた。私はその土地を購入した。もちろんまたローンを借りた。某メガバンクからは、3回借りてどんどん返し今度は4度目のローンを借りることになった。メガバンクも私のことをすっかり信用してくれたようで、今度もすんなり貸してくれた。2005年12月のことだった。
のをほとんど見ないですねえ。人口衰退地域?
鎌倉市のいいところはラブホテルがひとつもない
ことくらいか。国道走って隣の藤沢市に入るなり、
一気に乱立状態。
ユミ男さんとカイザーのう○こ拾い隊を伴った散歩、
いちど見たいと思います。ユミ男さんはとてもよい
ところにお住まいなんですよ。散歩環境が羨しい。
gooのブログでイングリッシュ・セターのカイザー
というブログです。ひろしさんも見てみて下さい。
おかしい楽しい生活です。
京都もそう聞きました。
奈良がなぜOKか考えましたが、
行政がそもそも鹿をOKにしている。
しかも檻に入れることなく、またノーリードで。
しかも公園で糞してます。
コレってすごいことです。
鹿でOKならワンコもOKかもしれません。
まあ真剣に条例見る気もしませんが。。。
ワンコの糞処理ですが、子供が散歩に連れてる場合、
まず糞袋を見たことがないです。これが問題です。
子供のころからマナー付けしないと。。。
話は犬の糞になってしまいましたが、犬を大切なパートナーと考えてる人にとって、
公園が犬OKか否かかは住居地検討で、今後重要な用件ですね。
また最近駅前にパチンコ店ができてがっかりと言う人がいました。
パチンコOUTの条例で育った人間にとっては、なるほどと思いました。
昨年味わいました。初めての高松訪問で。
私は関西の出身なんですが、うどんは高松が
圧倒的。
鎌倉と四国はお寺も多いが、犬が住みづらい
環境も一致。つらいですねえ。
外資系は厳しい面もあるが、楽な面もありますよ。
日本の古い企業独特の、でもそれぞれ違うので
いきなり転職するととまどうような、息苦しい
ようなカルチャーがない。その点、常識人なら
常識に従い振舞っていればいい、といった
却って楽な面が外資系にあるのです。
う○こは自分で拾いなさいな。
慣れですよ、慣れ。カイザーのう○こは健康
なう○こですか?
私とは正反対の人生を歩んでおられます。
外資系は厳しいことをよく耳にします。
私は地元では堅いと言われる会社へ就職して20年余り、このまま定年まで何事もなく終りたいと考えております。
「日本の愛犬家の民度が低いから」四国はピッタリ当たっています。
公園がどんどん立入禁止になっています。
それどころか、散歩道には「糞させるな」「私道に付き犬の散歩お断り」とも書かれています。
たまに家の横に放置されていることも
情けないです。
私は糞を拾えませんので、必ずう○こ拾い隊をお供につけています。
あ、私も情けないですね
まで会社にいて一気に退職金をもらう、という
感覚がなくなってしまいました。
七里ガ浜をお褒め頂き有難うございます。
確かに良いが、七里ガ浜を含む鎌倉市内の多くの
公園は、市による「犬禁止」の看板があるんです。
後進国なみの文化度です。「馬鹿じゃないの」と
訴えたら、「日本の愛犬家の民度が低いから」と
言われた。十分準備してから再度文句を言うことを
検討中。
その市が世界遺産申請。で、地権者の合意の集め方で市の職員の不正が発覚して大恥をかいた。
どこもひどい。自治体に勤め税金を食べる人達。
いいですね。老後資金の切り崩しみたいですが、利子分、徳ですね。
私は子会社化に伴ってここ数年で3回転籍。
その都度退職金もらいました。一回目はちゃんと家の借金の部分返済に充てました。
七里ガ浜、よさそうなところですね。
大型犬を飼っていると、散歩コースが気になります。
我家は家が先ですが、延々と続く遊歩道があり、その点は気に入っています。
不動産だけは、何がきっかけで買う気になるかわからない。
希望条件と違う事もままありますね。
条件の優先条件がかわることもしょっちゅうです。
欲しいと思っている潜在需要と供給物件の諸条件が自分のなかでふと合致して購入となる。人には衝動買いにみえるようですが。