「ビフォー・アフター」というテレビ番組をご存じだろうか。自宅の建物に様々な問題を抱える家族のところへ「匠」と呼ばれる建築家が颯爽と現れ、家を建て替え、家族は感動するという高視聴率番組である。あの番組に登場する家は、様々な問題、例えば構造的欠陥、床面積の狭さ、階段が急だとか風呂が外にある等の使い勝手の悪さを抱えている。その問題はバラバラだが、共通する問題もある。それは収納スペースが少な過ぎるということだ。あの番組に現れる家はどこもモノが溢れていて、家の中がグチャグチャな状態だ。
収納スペースの問題というより、その家庭の生活スタイルの問題ではないかと訝ってしまうケースも多い。家族の人数に比して家の面積が小さいことが多いが、健常者でありいい歳をした息子や娘が同居している。家が狭いことが本当に深刻な問題であるなら、なぜ息子や娘はサッサと家を出て自立した生活を送らないのか? 床や食卓の上には、モノにモノが積み重なったままだ。それら衣服や雑誌や食器は長い間使われずに放置されてあるようだが、使わないモノをなぜ捨てられないのか? そもそもなぜ買ったのか? また「ビフォー・アフター」はテレビ番組とは言え、建て替え費用はその家族が負担する。もしその金が出せるのなら、「不便だ、狭い」と言いながらその家に何十年も住み続けずに、どうして彼らはもっと早期に家を建て替えなかったのか? 結局こうした家族の場合、仮に家を建て替えても、半年で同じようなグチャグチャ状態に戻るのではないか? 「アフターのさらにアフター」を見てみたいという気にさせられる。あるいはあの番組が問題として取り扱っていることを、実は住人自身がそれほど問題と感じていなかったのかもしれない。
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いろいろ「匠」も思うところがあるだろうが、さすが「匠」だけあって、言葉少なに、かつ微笑みながら、優しくその家族を助ける。階段の下、壁の隙間、床下を利用して細工を施し、様々な収納をつくってあげる。
建築家によれば収納比(クロゼット、押し入れ等の合計面積÷家の総床面積)は普通の一戸建てで15%、マンションならその半分くらいだという。我が家は総床面積が謙虚なわりに、20%弱くらいだろうか。設計段階でとにかくクロゼットを設けるように努めた。ところが我が家の場合、これくらいあると、収納スペースをやや持て余し気味である。理由のひとつは家の中にモノが少ないからだろう。要らないものは取っておかない(そもそも買わない)スタイルが、かなり徹底している。我が家を訪問して来た人の感想の多くは「モノが少ないですねぇ」だ。クロゼットが十分あればタンス等の収納家具は不要となり、表に見える居住スペースがデコボコしない。ますます「モノが少ない」と見えるだろう。実際我が家にタンスはない。
最近収納箇所の細工、技術を競うが如きノウハウ本が多く出版されている。しかし我が家の場合、とくに細工があるわけではない。クロゼットの中には棚やハンガーの吊り下げ棒があり、画像と同じデザインの扉が取りつけてある。それで終わりだ。
追記:
本題とは何の関係もないが、本日お昼の作品。チンジャオ・ロース。自分で言うのも何だが、あまりに上手なので驚いてしまった。準備は入念に。調理は手早く。特にピーマンのシャキシャキ感を残すには、スピードが大事だじょー。ファイヤー!
収納スペースの問題というより、その家庭の生活スタイルの問題ではないかと訝ってしまうケースも多い。家族の人数に比して家の面積が小さいことが多いが、健常者でありいい歳をした息子や娘が同居している。家が狭いことが本当に深刻な問題であるなら、なぜ息子や娘はサッサと家を出て自立した生活を送らないのか? 床や食卓の上には、モノにモノが積み重なったままだ。それら衣服や雑誌や食器は長い間使われずに放置されてあるようだが、使わないモノをなぜ捨てられないのか? そもそもなぜ買ったのか? また「ビフォー・アフター」はテレビ番組とは言え、建て替え費用はその家族が負担する。もしその金が出せるのなら、「不便だ、狭い」と言いながらその家に何十年も住み続けずに、どうして彼らはもっと早期に家を建て替えなかったのか? 結局こうした家族の場合、仮に家を建て替えても、半年で同じようなグチャグチャ状態に戻るのではないか? 「アフターのさらにアフター」を見てみたいという気にさせられる。あるいはあの番組が問題として取り扱っていることを、実は住人自身がそれほど問題と感じていなかったのかもしれない。
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いろいろ「匠」も思うところがあるだろうが、さすが「匠」だけあって、言葉少なに、かつ微笑みながら、優しくその家族を助ける。階段の下、壁の隙間、床下を利用して細工を施し、様々な収納をつくってあげる。
建築家によれば収納比(クロゼット、押し入れ等の合計面積÷家の総床面積)は普通の一戸建てで15%、マンションならその半分くらいだという。我が家は総床面積が謙虚なわりに、20%弱くらいだろうか。設計段階でとにかくクロゼットを設けるように努めた。ところが我が家の場合、これくらいあると、収納スペースをやや持て余し気味である。理由のひとつは家の中にモノが少ないからだろう。要らないものは取っておかない(そもそも買わない)スタイルが、かなり徹底している。我が家を訪問して来た人の感想の多くは「モノが少ないですねぇ」だ。クロゼットが十分あればタンス等の収納家具は不要となり、表に見える居住スペースがデコボコしない。ますます「モノが少ない」と見えるだろう。実際我が家にタンスはない。
最近収納箇所の細工、技術を競うが如きノウハウ本が多く出版されている。しかし我が家の場合、とくに細工があるわけではない。クロゼットの中には棚やハンガーの吊り下げ棒があり、画像と同じデザインの扉が取りつけてある。それで終わりだ。
追記:
本題とは何の関係もないが、本日お昼の作品。チンジャオ・ロース。自分で言うのも何だが、あまりに上手なので驚いてしまった。準備は入念に。調理は手早く。特にピーマンのシャキシャキ感を残すには、スピードが大事だじょー。ファイヤー!
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大半が生活スタイルの問題ですね。
悲しいかな我が家がモノが溢れてる状態です。
このGW、片付けしようと誓ったのですが、あんまり片付かない。
気がついたのは収納のや引き出しがいっぱいということ。
まずそこの不要物を処分してスペースを空けなくては。。。
それと毎日の習慣が大事ですね。
チンジャオ・ロース:私は日曜日にチャレンジしました。IHなのでどうも中華は苦手です。
ピーマンのシャキシャキ感がでません。
最近のIHは中華鍋も出来るとか。
どんなんかやったことないので、存じませんが。
両親のチェルトの家がIHでした。
灯油と電気のみ、プロパンなし設計です。
近所で某最大ハウスメーカーが、自社施工の
建物を何年かの期間を経て、土地ごと買い取り、
自社の工事で再生させるEver-loopが
近所で発売になりました。最初、新しいのに
建て替えるのかなーー、と思ってたら、
そうはならず、ずいぶん時間をかけて
新築風になりました。74坪の土地に50坪の家。
8250万円だそうです。