資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

経営特訓士のトライアルゲームに参加した話

2016年03月17日 | 中小企業診断士資格とその活用

 テレビを見ていたら、おやと思うシーンがあった。タレントさんが街をぶらぶら歩き、面白いものを見つけるという番組だったと思う。そこで、経営特訓士のことが紹介されていた。経営特訓士とは、経営ゲームの指導員用の資格だ。

 2,3年前だったと思うが、このゲームが開発されたばかりの時、知り合いに誘われて、トライアルゲームに参加した。参加メンバーは4名。機械設備と作業員を買って、モノを生産する。それを販売員が市場で販売して売り上げを立て、製造原価を引いて利益を得る。毎期末には、資金繰り表をつける。最後は財務諸表をつけて結果がわかる、というものだ。また、カードを引くと、いろいろなリスクが出てくる。中には火災で設備が燃えたとか、逆に保険金をもらったとか、もある。

 確か、こんなようなゲームだったと思う。私は最後に、生産する機械設備まで売ってしまって、清算したことを覚えている。最初ルールを覚えるのが大変だったが、覚えてしまうと、なかなか面白い。経営そのものだ。

 トライアルを終わって、資格講座をやらないかと、メールで何度も誘われたが、やっていない。講座が5万円と、ちとお高いからだ。HPには毎月トライアルゲームをやっていると書かれているが、あまりやってはいないようだ。経営ゲームに興味のある方、どうぞ。

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20年間カレンダーで想いを巡らす

2016年02月28日 | 中小企業診断士資格とその活用

 中小企業診断士の仲間で先輩の福島先生から、20年間カレンダーを戴いた。このカレンダー、2016年1月1日がスタートで、2035年12月31日が最後である。福島先生の会社「夢をカナエル」がこのカレンダーを作っているのはかなり前から知っていたが、あまり興味がなかった。ことろが、突然興味を持った。

 私は昨年秋に還暦を迎えた。そして日本人男性の平均寿命は80歳、つまり、私の残りの20年の人生の毎日がこのカレンダーに全部載っている、ということに気が付いて、突然欲しくなった。

 福島先生のフェイスブックに、欲しい方は、今度会った時にお渡ししますよ、ということから、コメントを入れておいた。すると、先生から郵便でこのカレンダーが送られてきた。診断士は、この位の気遣いが必要なんだ。私も見習おう。

 そして今後の20年に想いを巡らす。あと幾つ資格取れるだろうか、世界遺産は、あとどこへ行けるだろうか。日本百名山は今からじゃ間に合わないかな、とか、まだ手がけていない仕事、どれをやろうか、とか、残りの人生をどう過ごそうか、想いが巡る。いいものを戴いた。これからもこのカレンダーを見て考えよう。

 

 

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組織開発は、ジョハリの窓を開く

2016年02月16日 | 中小企業診断士資格とその活用
入門 組織開発 活き活きと働ける職場をつくる (光文社新書)
クリエーター情報なし
光文社

 中小企業診断士の世界は、各種の研究会が多い。東京協会と各支部の研究会を合わせると、100以上はあるだろうか。私は人財開発研究会、建設業経営研究会、IT利活用研究会に所属している。人財以外はあんまり出席していないが。最近「組織開発研究会」というのができて、二度ほど参加している。インプロとドリームマップだ。このブログでも紹介している。

 そして今月は読書会だ。写真の「入門組織開発」を読んでその感想を話し合う。ということで、本書を読んでみた。組織開発は、コーチングやファシリテーション等と違って、概念が難しい。またその手法はあんまり聞いたことがないものが多い。わかりやい一つは、「対立解消セッション」であろうか。例として居酒屋のキッチンとホールの対立解消の方法が書かれている。なるほどこんなことをやるのか、という感じ。

  関連で知ってる内容が出てきた。「ジョハリの窓」だ。この内容は、「自分が知っている自己」と「知らない自己」、「他人が知っている自己」と「知らない自己」を組み合わせて、「盲点の窓」と「秘密の窓」を「開放の窓」に持って行くことが組織開発だ、と言っている。これは分かりやすい。また色々な場面で使えそうだ。

 ウィキペディア「ジョハリの窓」から

 組織開発は、興味があるんだが難しい。マイペースで取り組んでみるか。

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2月15日 ㈱高齢者様の講演会を開催します

2016年02月09日 | 中小企業診断士資格とその活用
ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

 本日は、中小企業診断士の私の所属する人財開発研究会からのお知らせです。私の所属する研究会は、毎月1回、月例会で、会員やいろいろな方をお招きして、人材開発の研究をしております。2月は、60歳以上が入社資格で、高齢者雇用を行っている、ユニークな会社、マスコミ報道等でも知られている、㈱高齢社の社長をお招きして、講演会を開催します。

 2月はオープンセミナー、つまり会員外でもどなたでも受講できます。2月15日(月)19時~20時30分、場所は、東京都中小企業診断士協会中央支部事務所(中央区日本橋吉泉ビル402)です。会場地図はこちら。参加費は一人1千円(当日申し受けます)会員外にはまだ余裕があります。

  ㈱高齢社は、定年後も元気に働き続けたいという高齢者のニーズに応えるため設立した人材派遣会社。登録社員の入社資格は60歳以上、定年無し、という制度で、シニア人材獲得に繋がり業績を伸ばす。「ダイバーシティ経営企業100選」、書籍「ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社」等、マスコミでも多数紹介されています。

 申込みは、とりあえず、私 上井光裕 mitukamii@gmail.com まで。 前日まで受付します。

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研修のオフは京都鞍馬山へ

2016年02月08日 | 中小企業診断士資格とその活用
時代小説英雄列伝 鞍馬天狗 (中公文庫)
クリエーター情報なし
中央公論新社

 土曜日、大阪での「ガス業界の基礎知識研修」は、私のメイン業務、ガス主任技術者と中小企業診断士の知識をフルに使った研修でした。またこのような研修をやってみたいと思いました。

 その研修のオフ。せっかく出張で交通費を使うのだから、京都観光をして帰ることにしました。 昨日は、朝から京都郊外の鞍馬山へ。叡山電鉄という電車で出町柳から鞍馬へ。終点鞍馬の駅では、鞍馬天狗がお出迎えでした。

  叡山電鉄

  鞍馬駅では天狗が

 鞍馬寺へのケーブルカーがメンテナンスで休業中のため、仁王門から徒歩で鞍馬寺に登る。鞍馬山は、お寺や神社の集合体のようです。鞍馬の火祭で有名な由岐神社も途中にある。結構な登り。途中雪も交じります。鞍馬寺の金堂に到着して、参拝、御朱印も戴きました。

  鞍馬寺の仁王門

  鞍馬の火祭りで有名な由岐神社

  鞍馬寺金堂

 鞍馬寺参拝後、電車で貴船口へ。そしてバスに乗り替え、貴船神社へ。ここは、紅葉に映える朱色の灯篭が有名なところ。またここの神様は縁結びとかで、寒いこの時期も参拝客でいっぱいです。中国人観光客も多かったですが。

  貴船神社の参道

 そして昼食。この貴船は、夏に川の上に床を引いて、川床料理を食べるのが有名です。さぞ涼しいでしょう。冬は撤去してありますが、川の中には基礎らしいものが点々と残っています。今度は夏に来たいと思います。でも聞くところによると昼食でも1万円以上とか、フアッ。

  川床料理の店と川

 この川床料理、冷房がない頃の京都の夏の涼み方です。それじゃあ、別に京都でなくても、小さな川があれば、どこでもできそう。(役所の許可さえ取れればですが)街おこしをお考えの方、提案してみたらいかがしょうか、結構な話題になりますよ。

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昨日はドリームマップを作製してみた、今日は予報士試験日

2016年01月31日 | 中小企業診断士資格とその活用

 昨日は、午前中、気象予報士の実技試験学習。前回と前々回の分を試しにやってみた。前回分やは何とかギリギリ、前々期回は合格ラインにかなり不足という結果。まあ、今回は学科専門にターゲットを当てているから・・

 という訳で、午後は中小企業診断士の組織開発研究会へ。この研究会は毎回、ちょっと変わったことがテーマだ。昨日はドリームマップ。ドリームマップ普及協会の講師の方が見えて、実際に各自のドリームマップを作製する。初めにウオーミングアップと、簡単な講義の後、各自2020年1月をターゲットにした自分のドリームマップを作製する。雑誌を三冊持って来いといういことで、この雑誌を切り抜いて糊で張り、マジックで夢(目標)を書き入れる。

 収入の目標を書くと、講師の方は、皆にゼロを一つ多く入れるようにとの指導。普通にやると2,3年でほとんどの人が達成してしまうそうだ。でも、年収1億円?? そんな仕事はしてないが、まあいいや。という訳で、2時間ほどで出来上がり。3人グループで発表。サラリーマンの人たちは、どうしても夢や目標が限られるようだ。独立・自営業はその点、破天荒に書ける。私の場合、資格数は400個、書籍は累計20冊、ブログPVは累積500万アクセスと書く。それにマスコミ出演は年に1回以上と書いたが、講師が12回にするようにだって。できたものはこちら↓です。

  実物は横1mと、かなり大きい

 これを部屋に張っておくと、夢が実現そるそうです。部屋は張るとこもないけど。まあ、結構楽しい時間であった。帰宅してみると、刀剣検定の合否通知が。57点/100点で不合格。65点が合格ラインだから、あと8点か。しょうがない。あきらめだ。

 さて、今日は、気象予報士試験、学科専門からの受験で、ゆっくりだ。24回目はどうかな。

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働きがいのある会社国内№1企業を訪問

2016年01月17日 | 中小企業診断士資格とその活用
会社を元気にする51の「仕組み」
クリエーター情報なし
日本実業出版社

 今週は、昨年、働きがいのある会社、中小企業部門の国内№1を獲得した会社、アクロクエスト・テクノロジー㈱さんを訪問した。日本で一番大切にしたい会社大賞の特別賞も受賞している。訪問のきっかけは、実は、温泉ソムリエオフ会で、偶然知り合った方から誘われたためだ。場所は新横浜。自宅から遠いため、新幹線を利用。

 会社の入口は、変わっていて、ジャングルのような感じだ。樹木と南洋の木彫り人形が迎えてくれる。マネージャーと副社長からお話を伺う。私も仕事で人材育成を専門としているから、教育研修、動機付け、情報共有化、人事考課など、納得できる話が多い。

 会社の入り口、休憩で消灯していた

 

 詳細は、写真の書籍に書かれていて、これからじっくり読むことにするが、一番わかりやすいのは、社員の給与を自分たちで決める制度だ。正確に言うと、一次考課は上司が、二次考課は、本人を含めて社員全員でやっている。もう20年間この制度が続いている。

 ほかには、倍返しセミナーや、アクロノート、席替え年100回、配偶者誕生日休暇、花一輪、社員理念など、聴くだけで、面白そうな仕組みが沢山ある。おいおい内容も紹介しますが、診断士会で企業訪問も考えます。楽しかった、こちらも元気をもらいました。

 

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そうだったんだ中小企業経営、1月15日発売!!

2016年01月15日 | 中小企業診断士資格とその活用
そうだったんだ! 中小企業経営 ~社長の経営戦略がまるごとわかる本~
クリエーター情報なし
三恵社


 1月15日、本日発売される書籍です。「そうだったんだ中小企業経営」という書籍。私の執筆した部分の一部(最初の4ページ)を紹介します。価格は、出版部数が少ないため、1冊2,450円+税 と高めです。中小企業さんへの挨拶用に、名刺代わりに使う予定です。

第1節 中小企業診断士とは
 本書を手に取られた方、中小企業診断士ってどんな人たちか、わかるだろうか? 医者や弁護士などはテレビドラマでも頻繁に出て来るためわかりやすいが、それらとは違って、ちょっと想像しづらいのではないだろうか。それでは、まずこの章では、中小企業診断士という資格、職業について紹介して行こう。

第1項 中小企業診断士の社会的意義
 同法第 11 条には、「中小企業者がその経営資源に関し適切な経営の診断及び経営に関する助言(経営診断)を受ける機会を確保するため」に中小企業診断士という制度を設けている、とされている。制度の創設は昭和 27 年であるから歴史と社会的意義のある制度であることがわかる。

第 2 項 資格の取得
 中小企業診断士の資格を取得するには、一次試験、二次試験(筆記と面接)に合格し、さらに、実務補修を経験する必要がある。
 (1)一次試験
 中小企業診断士になるのに必要な学識を有しているかどうかを判定することを目的として、企業経営に関する7科目について、筆記試験(多 肢選択式)を行う。なお7科目とは①経済学・経済政策 ②財務・会計③企業経営理論 ④運営管理 ⑤経営法務 ⑥経営情報システム ⑦中小 企業経営・中小企業政策 である。
 (2)二次試験
 中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、筆記試験及び口述試験を行う。
 (3) 実務補習
 中小企業診断士試験合格者を対象に、15日間の実習方式で実施する。この実務補習は、指導員の指導のもと、実際に企業に対して経営診断・助言を行う。3企業に対して、現場診断・調査、資料分析、診断報告書の作成、報告会を行う。

  受験する資格は特にない。誰でも受験が可能である。そして合格率は一次、二次通算して約4%とかなり厳しくなっている。合格までには、約1,500時間必要とされる説もあり、合格者はかなり厳選された人達である。

 第2節 中小企業診断士の仕事

図表 1-2-1 中小企業診断士の業務割合

  

 次に、中小企業診断士はどんな仕事についているのかを紹介する。グラフは少し古いが2011 年の調査結果である。経営指導が最も多く、次いで診断業務、調査研究、講演・ 教育訓練、執筆活動の順になっており、何かこれ、という特定業務ではないようである。また、専門分野別では、経営企画がトップ、次いで販売・マーケティング、財務、人事・労務と続き、こちらも診断士の多様性を表している。

図表1-2-2 診断士が得意とする専門分野

 グラフにはないが、診断士には、公的診断の多い診断士と民間業務が多い診断士がおり、各々得意分野を活かしている。
 診断士の特徴は、他の資格を併せ持ち、シナジー効果(相乗効果)を出していることである。グラフは診断士の保有資格について調査したものであるが、情報処理ならIT、FPなら財務、販売士ならマーケティング、 社労士なら人事・労務を得意としていることがわかる。

図表1-2-3 診断士の保有する資格

 

 中小企業診断士と他の資格、例えば税理士や社労士等との違いは、税理士や社労士の仕事は、法令で決まっているので、誰がやってもまずほとんど同じ結果になる、ならないとおかしい。しかし、中小企業診断士の仕事は、経営戦略など自由度が多く、多様な切り口と解決策がある。ここが他の資格と違う特徴というか魅力である。

 それでは、次節に、診断士の主な業務である「経営指導・診断」、「講演・ 教育訓練」(研修)、「調査研究」、「執筆」について簡単に実際の業務を紹介 する。

 書籍の内容紹介はここまでです。

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意思決定の三階層をプレゼン

2016年01月12日 | 中小企業診断士資格とその活用
速修テキスト〈3〉企業経営理論〈2016年版〉 (TBC中小企業診断士試験シリーズ)
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早稲田出版

 昨年から行なってきた企業診断1社が完了した。先週はその発表会。この企業さんのテーマは、「目標管理」。目標管理に関する問題点の列挙→絞り込み→解決策の列挙→絞り込み、という順序で従業員にやってもらい、最後に結果を発表した。

 中小企業さんに多い(大企業でも変わらないが)一般的な問題は、(1)目標管理が理解されていない、(2)面接が不十分で、トップの目標が下位に連鎖していない、(3)目標の進捗把握、フォローがされていない、(4)定性目標の評価が難しい、などである。この企業さんも同じような問題が上がった。

 最終発表では、コンサルタント(私)が、補足ポイントとして気が付いたことをプレゼンした。そのうちの一つを紹介する。「意思決定の三階層」、意思決定には経営層が判断すべき内容、マネジメント層(中堅管理職)が判断すべき内容、一般社員が判断すべき内容の3つの階層がある。

 

 一般社員が、業務的な意思決定に直面した際は、自身が考えて判断する。これがマネジメント的な内容の場合は、一般社員は上司に「意見を言う、要望」するまで。このレベルの多くは人事的な内容を含むことが多く、決済金額で決まっている企業も多い。そして、経営的な内容が一般社員に降ってきた場合は、内容を「理解」することだ。経営的な内容は情報が集まる経理トップが決めている。一般社員は、どうしてそうなっているかその内容を理解することが重要だ。

 これらは日常仕事をしていて、なんとなくわかっている内容だが、三角ピラミッドで絵に書いて説明するとクリアに理解でできる。この内容のベースは、中小企業診断士一次試験の企業経営理論に登場する内容である。

 これでこの企業さんは一段落、今月はもう1社最終プレゼンが待ってる。山や資格だけやってるわけにはいかない。

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自費出版が届く!

2015年12月31日 | 中小企業診断士資格とその活用
そうだったんだ! 中小企業経営 ~社長の経営戦略がまるごとわかる本~
クリエーター情報なし
三恵社

 共著の自費出版が届いた。234頁、紙質が白ではなくやや黄色がかかった色だ。この色だと、高級感がある。そして字が大きい。私の分担は20冊購入。診断士協会や取材源となった方々に献本しないと。それと知り合いにも渡す。

 

 実は出版されるまで、私の分担以外は、じっくり読んでいなかった。出版されて読むと、これがなかなか面白い。マーケティングの項では、例示としてDDTプロレスの話や、ITの項でITリスクや最近の潮流などは分かりやすい。手前味噌だが、結構面白く仕上がっている。これ、もしかしたらいくらか売れるかもしれないな。

 この書籍、印刷部数が少ないため、大手の書店しか置かれない。ほとんどがネット通販になる。しかし、もともとこの書籍は、診断士が営業する際に、名刺代わりに顧客に差し上げるためのものだ。これで1件仕事が取れれば、それでペイしてしまう。結構効率のよいツールだ。

 

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トヨタ生産方式の見学~かんばんにあんどん

2015年12月08日 | 中小企業診断士資格とその活用
トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

 名古屋に来たついでに翌日は、トヨタの工場見学へ。名鉄名古屋駅から、知立(ちりゅう)で乗り換え、土橋へ、最後はタクシーでトヨタ会館に到着。

 トヨタ会館正面玄関

 まずトヨタ会館の見学、トヨタ車のコンセプトや、最新のクルマ、トヨタ生産の歴史と進む。究極のエコカー、燃料電池車「MIRAI」も展示されている。トヨタ工場の見学は本日約600名、すごい!欧米人から中国人の団体、小学校の団体、家族連れまで多彩だ。

 トヨタ会館、燃料電池車

 トヨタ会館、燃料電池車

 11時からバスに乗って元町工場へ、バスの見学者も満席だ。ここから写真撮影は不可。組み立て工場では、トヨタ生産方式を見学。自動ピッキング、かんばん、ひもスイッチ、あんどん、ドアレス工法などの説明を受ける。そういえば中小企業診断士の受験時代、運営管理科目で、出てきたなあ、当時はあんまりよくわからなかったが、実物を先に見て説明を受ければすぐわかったのに。

 TPSの説明、トヨタ会館にて

 トヨタ生産方式、トヨタ会館にて

 途中、従業員の教育訓練ゲームがある。見学者もチャレンジできる。いくつかあったが、私は「ミネソタゲーム」に挑戦。赤と黄色の裏表のオセロゲームのコマのようなものが約20枚、早く全部ひっくり返す時間を競う。工場の名人は14秒、私は16秒、もうちょっとだ。これ、指先の器用さの訓練なんだろうか。ほかに技能士資格の証書が飾っている。資格か、興味をそそる。

 溶接工場では、工業用ロボットが人間の手のように動く。こちらはニッサンの工場で見たな。ということでトヨタ生産の見学は、経営と技術を語るときは、一度は見ておいた方がいい工場だ。見学は無料、所要2時間だ。見学記念にトヨタの理念「よい品、よい考」のボールペンを戴き、帰京する。

 明日は、そのトヨタのバックキャスティングについて、です。

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名古屋ビジネスフォーラムに出席

2015年12月07日 | 中小企業診断士資格とその活用
ふせん1枚から始める『事業計画』 ~たった1日でできる“戦略シート
クリエーター情報なし
三恵社

 中小企業大学校の先生で日野眞明先生という方がいらっしゃる。私の執筆の先生だ。この先生は毎年年末にビジネスフォーラムを名古屋で開催している。私も2年ぶりに参加した。参加者の定員は、108名、煩悩の数である。中小企業の経営者や、私のような士業の方など老若男女である。毎年参加している方もいる。

 オープニングから、1時間の講義、「目配れ、気配れ、心配れ」である。必要か、必要でないかではなく、好きか好きでないかが売り上げを左右すようになってきた。そしてまだ見えていないお客様に向けて、どう活動して行くかが重要だ。オムニチャネル等の最近の動きから、考えると、誰にどう買ってもらうかがテーマとなる。そして、最後は、目配れ・・と続く。

 

 次は、ビジネススター誕生。日野先生の指導する中小企業で、ビジネスモデルが最も優れているものをビジネススターとして表彰するものだ。候補は予選を勝ち抜いた3社の方。占い師、外見コンサルタント、マイブランドスタンプだったが、外見コンサルタントの女性が会場の投票で選ばれた。

 

 最後は抽選会で、商品を戴く。私は今回は不発、今週は温泉ソムリエオフ会でもらったから、もういいか。という訳であっという間の4時間であった。占い師と外見コンサルタント、それとお米マイスターの方にお会いした。この辺はまた日にちを改めて、書き込みます。

 

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中小企業診断士と下町ロケット~後編

2015年11月27日 | 中小企業診断士資格とその活用
下町ロケット2 ガウディ計画
クリエーター情報なし
小学館

 昨日に続いて今日は、下町ロケット2の話。書店に平積みだ、売れてるんだろう。この本は前作から5年後の作品だ。単行本だが、最初に登場人物の相関図が出ている。これは分かりやすい。帝国重工、日本クライン、サヤマ製作所、アジア医科大学、PMDAなど、何度もこの相関図で役割が確認できた。

  そして、冒頭、試作品を作る部分が出てくる。「バタか・・」という記述。バタフライバルブだ。私のサラリーマン時代、ガス管にバタフライバルブがかなりついていた。その昔、天然ガスへの熱量変更をする際、ガス導管を遮断するため設けられたものだ。従って、ちょっと古い。円形の板に軸がついていて、軸を90度回すことで、開閉ができる。古いものだから、どうもバタ弁の私のイメージは悪い。小説ではこれを人工心臓に使うそうだ。私の感覚からしたらほんとにバタ弁なんて使えるんかいな、という感想。

 小説では、データ偽装、週刊誌ネタと、色々事故、事件が発生する。ここでは内容は書きませんので、テレビや小説を買ってお楽しみください。

 話の途中で、作業工程を「リスケ」する記述が出てくる。リスケはリスケジュールの略だ。中小企業診断士になって、このリスケという言葉を覚えた。借金の返済をリスケするなどだ。佃製作所などの中小企業の経営再建は、中小企業診断士の仕事なんだが、この小説には診断士は登場しない。作者は、まだ中小企業診断士なんて、知らないようだ。私の仲間の中には、この経営再建を専門にしている人もいる。もっと知られてほしいものだと思う。

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中小企業診断士と下町ロケット~前編

2015年11月26日 | 中小企業診断士資格とその活用
下町ロケット (小学館文庫)
クリエーター情報なし
小学館

 ここのところテレビドラマにもなって人気の出ている小説だ。まず文庫本にもなっている「下町ロケット」から。この小説、中小企業診断士のテーマでいうと、資金繰り、知財戦略、中小企業の機動力を活かす、当たりである。

 さらにナカシマ工業の「法律に触れないなら何をやってもいい」という考えは、コンプライアンスやCSRの世界では完全に否定されている。また帝国重工のように対外的なメンツのために、社内の軋轢、中小企業への圧力の部分も、ほんとにありそうな部分だ。週刊誌のネタなどは、実際にはあんまりない話。

 もうひとつ、佃製作所の特許、ロケットや水素エンジンに使う「バルブシステム」は、どうもピンと来ない。私はサラリーマン時代にガス会社の施設管理を担当していたことがあるが、導管の途中についているバルブもよく知っている。バルブのメンテナンス記録のシステム化を担当したくらいだ。

 そのバルブは、口径が150ミリや300ミリといった大きなもので、道路のマンホールの中にすっぽり入っている。テコのようなものを使って開閉したり、グリスを注入したりしていた。  佃製作所のように微妙な制御をする機械のイメージはない。同じバルブでも、まあそんな使い方もあるんだろう。

 さて、次は下町ロケット2、こちらは発売されてまだあんまり立たない。書店に平積みだ。どんな展開になるのやら。

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OJTの書籍と獺祭

2015年11月11日 | 中小企業診断士資格とその活用
なぜこのメソッドが未熟な社員を短期間で名プレーヤーに変えられたのか?
クリエーター情報なし
カナリアコミュニケーションズ

 月曜日は、ある企業さんの研修の打ち上げ会。外部講師が集まって今年度の反省と来年度に向けた検討をする。きちっとPDCAサイクルが回っている会社だ。その席上で、黒須靖史先生にお会いする。黒須先生は、中小企業診断士の大先輩で、私がサラリーマン時代に、診断士の研修でコーチングを受けた記憶がある。

 写真のような本も出版されている。3千人もの人をOJT指導した経験の持ち主だ。トレーニー(受講者)とトレーナー(指導者)の関係を深く考察されている。この本を読んでみたが、OJTとしてはたぶん一番深い書籍じゃなかろうか。参考にしたいものだ。

  終わって懇親会。お酒は高級酒の「獺祭」(だっさい)が出された。実は私は今月下旬に山口県にある獺祭の工場見学を予定している。普通の日本酒の醸造メーカーとは違った点があり、興味を持ったためだ。この工場、団体見学は不可で、個人申し込みだけを受け付けている。 見学が楽しみだ。

  

 

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