資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

中小企業経営診断シンポジウムに参加

2015年11月05日 | 中小企業診断士資格とその活用

 昨日は、中小企業経営診断シンポジウムに参加した。独立診断士になって5年目、初参加である。診断協会には、研究会というのがあって、私は、そのうちの人財開発研究会に6月に代表になった。そして診断協会の会議で、積極的にシンポジウムなどの機会に発表するように、とのお達しであった。そいう訳で、シンポジウムとはどんなものか、参加してみたのである。

 

 世の中のシンポジウムなるものは、サラリーマン時代に、社内シンポジウム(新開発のITシステムの発表)、日本ガス協会のシンポジウム(GIS関連の発表)、日中ガス技術シンポジウム(上海に行って、需要予測と供給計画を発表した)、東工大の原子炉工学のシンポジウム(地震対策の発表)まで、発表の経験がある。そんなのと違いがあるかが、私の比較対象、見方、である。

 

 午前中は、基調講演。「人が輝く組織つくり」という演題で、徳島県の西精工㈱の社長さんの講演だ。この会社さんは、2013年日本経営品質賞と日本で一番大切にしたい会社大賞をもらっている。自動車部品メーカーで従業員240名の中小企業だ。

 

 講演で思わずメモしたのは以下の通り。1)社員が毎日会社のHPに書き込んでいる、大家族主義。2)朝は1時間の朝礼。経営理念などが沢山あり、これを皆暗記している。少人数でフィロソフィーを討議する。そしてその結果を一回り大きなグループの前で発表する、そしてそれに対して意見を言う。パワポの写真は皆笑っている。

 3)社員がミッションステートメントを書く。実例がパワポで話された。ミッションステートメントは、私の場合、会社員時代にそんなのがあったなあ、という程度だが、この企業さんは全員が書く。自分の仕事が世の中に役に立っていることを誇りにしている。自分の作った部品がレクサスやホンダの水素自動車に使われていることを誇りに思っている。

 4)一番大切にしたい会社で有名な法政大学の坂本先生が訪問したそうだ。時間がないとかで、先生は会社の2か所を見ればわかると言って、食堂とトイレを見て帰ったそうだ。

 昼休みに神田明神へお参り、しまった、御朱印帳を忘れた。午後は、3つの分科会に分かれて平行進行。私はパネルディスカッションの第2分科会と、東京診断士会の第3分科会を覗く。自分の経験したシンポジウムとそんなに変わりはしない。所用があるため途中退席。このシンポジウム、基調講演は毎年聞きたいな。それ以外の出席は自分の関係するときくらいかな。

 

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持続化補助金を活用しよう!

2015年11月04日 | 中小企業診断士資格とその活用
社長! 会社の資金調達に補助金・助成金を活用しませんか! ?
クリエーター情報なし
自由国民社

 今日は、中小企業診断士でも補助金の話。世の中には結構な補助金が存在する。中小企業診断士は、中小企業に補助金の活用をお奨めする立場だ。私もある補助金の仕事をお手伝いしたことがある。先日、診断士の理論研修で中小企業庁の方がしゃべっていた、持続化補助金お話をする。

  2,3年前に始まった小規模事業者対策推進事業の「持続化補助金」、使い勝手がよく評判がいいそうだ。平成28年度、中小企業庁は110億円の予算を計上している。この補助金、小規模事業者だから、従業員が5人以下で、個人事業でも応募できる。自分で今事業をやってみたいと思ったら応募できる。

 補助率は2/3、補助上限は50万円である。つまり75万の投資の際、自己負担は25万円、補助が50万円だ。もちろんこの補助は返す必要はない。融資じゃない。

 使い道は、見てると、チラシの作成、看板の作成、店舗の改装、ホームページの作成、といったところが多いようだ。ただ申請すると皆通る訳ではない。工夫されていて補助する価値があるかどうかが審査される。ダメ元でやってみるんですね。応募期間が決まってるから、中小企業庁のHPを見る必要があります。わからなかったらご相談に応じますよ。

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診断士の理論研修

2015年10月22日 | 中小企業診断士資格とその活用

 一昨日は中小企業診断士の理論研修、診断士はその資格の更新のため、企業診断以外に毎年理論研修を受けないといけない。この研修も規制緩和で、診断協会以外にも私が知ってるだけで民間の2社が参入している。

 私は診断協会以外に、経営教育総合研究所、あきない総研の研修を毎年変えて受講している。従って研修の違いがはっきりわかる。今日はその違いを書こう。

 経営教育総合研究所は、TBC受験研究会の子会社。ファイスブックで繋がっている竹永先生などが講師だ。受験予備校の看板先生だから、講義は実に面白い。内容に最新の理論、グループ討議などが入っていてぜんぜん飽きない。ワールドカフェを知ったのもこの研修だ。私は二度ほどこの研修を受けている。

 あきない総研は、昨年の理論研修で受けてみた。テーマが「組織開発」という興味のある内容だったため受けた。こちらも飽きずに受講できた。

 そして、一昨日の診断協会、こちらは受講生が多く、それはいいんだが、座席が狭い。窮屈な席で4時間身動きできないのは苦痛だ。内容はITの活用で、講師は、私の所属するIT利活用研究会の講師だ。新しい知識が身についたが、なんせ窮屈だ。また、研修中は、PCやスマホなどはしまえ、私語はするな、とか、中学生への注意事項のような紙が配られ、司会から注意があった。講義が面白いと、そんな心配はないのにね。隣の方は興味がないのか、途中から寝てたようだ。そんなら来なきゃいいのに。

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もうじき自費出版

2015年10月21日 | 中小企業診断士資格とその活用
新・中小企業診断士の実像
クリエーター情報なし
同友館

 先週日曜日は、自費出版の打ち合わせ。このプロジェクトは、昨年中小企業診断士のプロ講師養成講座に参加した有志9名が集まって、共著で出版しようというものだ。テーマは中小企業診断士とはどんな仕事か、何ができるかを中小企業経営者にPRする内容である。

  書籍は全部で約200ページ、私の分担は約40ページと一人当たりにしてはちと多い。まあ自費出版経験者が少ないためしようがないかと、受けた。そして8月頃から合間合間に執筆して、打ち合わせに臨む。

 打ち合わせは、約5時間、全頁の校正を行い、最後に書籍のタイトル決め。皆が何十個か案を出して、投票で決める。決選投票で、「そうだったんだ!中小企業経営」に決まる。全員一致で選択した。

 出されたいろいろなタイトル名から一つを選ぶ

 自費出版だから、一人約20冊を購入する。単価が約2千円で、金額にして約4万円。これで、中小企業の経営者に名刺代わりに使える、安いもんだ。以前は、出版というと百万円以上かかって手が出なかったが、今は少部数出版を売り物にしている出版社もいくつかある。そして共著なら一人当たりの負担も少ない。

 出版は12月頃かな、出版記念パーティーまで日程を決めた。これで、出版は11冊目、改訂版を除くと5冊目である。一応アマゾンにも登録して販売するが、あんまり売れないだろう。それでもいいのだ。検索して出てくるだけでも十分。また楽しみが増えた。

 

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土曜は中小企業診断士秋大会2015

2015年10月19日 | 中小企業診断士資格とその活用

 土曜は、中小企業診断士秋大会2015であった。この催しは、診断士の夏・秋季新入会員歓迎会と研究会紹介を一度に行うものだ。従ってこの秋に、診断士試験に合格して実務補修を終えたばかりの新人診断士が大勢参加する。もちろん旧人診断士もだ。

 私の役割は二つ。まずプレゼン、大ホールに集まった新人診断士を対象に、パワポを使って研究会のプレゼンをする。ただし1研究会2分半と時間が制限される。この短い中でどうやって紹介するか知恵を絞る。私のは発表順は24番目。もう何回もやって慣れている。

 その後、各研究会はブースを作って、新人に研究会の紹介をする。全体プレゼンがプル型に対し、こちらはプッシュ型だ。先ほどの私のプレゼンを聞いてきたという方もいる。2時間ほどの間に20枚ほど名刺やメルアドをいただく。私の元の会社の方もいらっしゃる。戴いた方に1回無料の月例会の見学の勧誘をする、そして気に入ったら入会をしていただく、という段取りだ。例年3,4名が入会する。写真は研究会の幹事メンバーです。興味のある方はコメント欄へご一報ください。

 

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eスポーツ

2015年10月07日 | 中小企業診断士資格とその活用

 中小企業診断士の仕事をやっていると、新しい革新的な事業を応援する機会が出てくる。その事業は、経営的に成り立つのか、財務面は、マーケティングは、人事労務面は、技術面は、ITの利用は、と診断・アドバイスする機会がある。ある機会で知った事業、今回紹介するのは、その一つ、「eスポーツ」だ。

 ウィキペディア「エレクトロニック・スポーツ」 によるとその定義は、「複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ・競技として捉える際の名称」となっている。詳細はこちら

 秋葉原に、このeスポーツ専用の会場ができているらしい。団体で対戦し、それを実況中継し、観客がそれを見るという会場だそうだ。外国ではこのスポーツ?ゲーム?は結構普及している。高額な大会も開催されている。

 国内でもeスポーツのプロが誕生しているそうだ。さて、国内で普及するだろうか。コンピュータゲームねえ。私のような年代は、否定的なイメージがあるけど。しばらく注目しよう、eスポーツ。

 

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HP中小企業診断士の広場に3回シリーズで登場

2015年09月29日 | 中小企業診断士資格とその活用

 J-NET21「中小企業診断士の広場」という、中小企業診断士を目指すWebページに3回シリーズで紹介されました。

 第1回は資格の勉強は面白い、第2回は診断士試験にチャレンジ、第3回はガマンカーブを乗り越えろ、です。こちらをご覧ください。 診断士の魅力などについて上手にまとめられています。

 これから診断士を目指す方参考になります。私の知り合いの先輩診断士、福島正人先生に取材して頂きました。

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企業さんのOJT研修を実施

2015年09月18日 | 中小企業診断士資格とその活用
OJTの実際―キャリアアップ時代の育成手法 (日経文庫)
クリエーター情報なし
日本経済新聞社

 最近は、資格の研修ばかりやっていたのだが、昨日は、珍しく、企業診断のお客様に、OJT研修を実施した。企業に必要なスキルマップを作成して頂いて、従業員がそれに従って、スキルアップを図るものだ。

  昨日の研修は、教える人と教わる人を決めて、いつまでに、どのレベルからどのレベルへ、どのようにしてレベルアップを図るか、ということを決める。それを二人で話し合って、計画書を作る研修だ。

 

  研修では、無事計画書を作成して、これからOJTをやっていただくことになった。そして、教える側の心得として、電気コードの結び方を通じて、教える難しさを感じてもらった。

  受講者の研修後の感想は聞かなかったが、今回は約2時間、自分としては満足している。さて、今週はあと2回、大阪でガス主任の模擬試験と都内で土木施工管理技士の添削である。これが終わったら、シルバーウイークの後半は休みを入れられる。あと少し。

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ライブ講師®になろう!を聴く

2015年09月09日 | 中小企業診断士資格とその活用
7 人材育成 (【経営コンサルティング・ノウハウ】)
クリエーター情報なし
中央経済社

 一昨日は雨の中、中小企業診断士の講演会に出かけた。テーマは、「ライブ講師®になろう!」ライブ®講師マスターの寺沢氏の講演である。中小企業診断協会は、ときどき診断士向けにこのような講演会を企画してくれる。料金は千円と格安である。

  さて、講演の内容だが、普通の講師と違って、対話のできる講師をライブ講師®と呼ぶようだ。普通の講師はだんだん必要とされなくなっている。動画が普及して来て、普通の講義だけなら動画でOKとなってきているためだ。そこで、研修を活性化でき、事務局からリピートが来るような研修講師が必要になってくる。これがライブ講師®だ。

 講演ではいろいろな話をされたが、参加者の心をつかむ一つとして、「つかみネタ」についてちょとだけ。「つかみネタ」というのは、講演の最初に5分くらい話す内容である。この最初のネタによって観客の心をつかみ、講演がスムーズになる。結構、重要なものだ。

 今回の講演では、つかみネタとしてあるマジックを実演してくれた。観客をアッと言わせる。重要なのは、それを講演の内容にリンクさせることだそうだ。これを「つかんだら離す」というそうだが、このリンクをすることによって上手なつかみネタになるそうだ。ただし、別にマジックでなくても何でも、相手が驚くようなネタを話し、それが講演に内容につながるようにすればいいのか。

 私は、講演で、特につかみネタを意識したことがない。自己紹介で資格の数の話をすると、オッとなる。でもそれだけだ。これがつかみネタと思っていたが、どうも違うようだ。近々講演会が入っているから、私も、いっちょつかみネタ、入れてみるか。

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診断士の広場に掲載される

2015年09月03日 | 中小企業診断士資格とその活用
新・中小企業診断士の実像
クリエーター情報なし
同友館

 中小機構のホームページ、中小企業診断士の広場に登場した。「目指せ、中小企業診断士」、「353個の資格を持つ男が教える診断士資格学習のヒント、という記事である。

 7月に取材を受けて、2,3回校正して、アップされた。この記事はこれから毎週の3回連載である。第1回は「資格の勉強は面白い」。テレビ番組への出演、ノートによるスケジュール管理、資格を取り始めたキッカケなどが対話形式で出ている。お書きになったのは福島正人先生、私もよく知っている先輩診断士である。

 本文は、こちらのJ-NET21中小企業診断士の広場です。ご覧ください。

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診断のついでに亀戸天神へ

2015年08月26日 | 中小企業診断士資格とその活用

 私の職業は、中小企業診断士である。仕事の多くが資格試験や管理職などの研修なので、それが本業のようになっていしまっているが、本来は企業診断である。ということで、ある方の紹介で、久しぶりに企業診断に伺う。診断はまだ始まったばかりのため後日書くとして、今日はその途中で寄った亀戸天神の話。寄ったのは数日前です。

 JR亀戸駅から15分ほど歩いて到着。亀戸天神は、名前だけは知っていたが、行ったことがなかった。写真のようにスカイツリーのすぐ近くである。そして藤棚が沢山ある。藤の名所だそうだ。その季節になるとさぞ混むんだろう。神様は、菅原道真。学問の神様か。

 お寺の御朱印帳を作って収集を始めていたが、神社にも御朱印があると知って、筑波山神社で御朱印帳を購入してあった。神社やお寺によっては、神社お寺がごっちゃになった御朱印帳には押してくれないところもあると聞いたからだ。

 そして写真のように御朱印。神社も癖になりそうだ。もっと早くから始めていればよかった。ご同輩、神社仏閣の御朱印収集は、早めに始めた方がいいですよ。

 

 

 

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ステークホルダーとは

2015年08月21日 | 中小企業診断士資格とその活用
ステークホルダーの経営学―開かれた社会の到来
クリエーター情報なし
中央経済社

 ステークホルダー(英: stakeholder)とは、企業・行政・NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者を指す。日本語では利害関係者という。具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関など。(以上、ウイキペディア「ステークホルダー」より。

 そしてたいていの大企業は、CSRのコーナーなどでステークホルダーとの関係を大事にしていきます、というふうにホームページで広報している。

 

 上の写真は、先日見かけたある会社の駐車場の看板である。真ん中が剥げているが、「お客様」と「搬入業者」が駐車禁止だ。

 この会社の経営者は、たぶんステークホルダーという概念を知らないんだろう。お金をもらう方は「様」付け。お金を払うから「様なし」だろうか。とすると、株主や、従業員なども、地域社会(こちらは税金や寄付などを払う)も「様なし」になるんだろうか。きちんと会社のステークホルダーを理解しているとこうはならないが。

 私もサラリーマン時代、若い頃は、お客様は上に観て、取引先は下に観ると、私の会社では当然に思われていた。最近だろうか、CSRなどの概念が入って来て、ステークホルダーを意識するようになって、取引先に「様」を付けるようになったのは。他山の石としたいものである。

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J-Net21「中小企業診断士の広場」取材を受ける

2015年07月30日 | 中小企業診断士資格とその活用

 昨日は、九段下で、「J-Net21中小企業診断士の広場」の取材を受けた。このコンテンツは、プロの中小企業診断士が診断士試験の受験生や若手診断士に対して、診断士の魅力、資格の学習方法、現在の活動、読者へのメッセージなどを発信するものである。

 コンテンツを見ていると、結構有名な先生が出演している。正直、私なんか出演していいのか、という感じだ。インタビューアーは私のお世話になった先生である。リラックスして取材を受けることができた。

 診断士と相性の良い資格や、モチベーションの維持方法、セルフプレゼンブック、私のオリジナル手帳、など約2時間、沢山の話をした。いったいどういう風に仕上がるか楽しみである。インターネットに掲載されたら、また報告しますからね。

 九段下のため、歩いて靖国神社へ参拝。ついでに行ったことのない、靖国神社付属の遊就館(ゆうしゅうかん)を訪問。明治維新~西南戦争、日清戦争~シナ事変、そして大東亜戦争の展示がずらり。1周は120分コースだが、時間がないため、早回りをする。日本人なら一度見ておいた方がよい展示であった。

 

 

 

 

 

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アムンゼンとスコットのリーダーシップ

2015年07月17日 | 中小企業診断士資格とその活用
アムンセンとスコット (本多勝一集)
クリエーター情報なし
朝日新聞社

 リーダーシップの研修の際に使っているネタがある。アムンゼンとスコットだ。第一次世界大戦のちょっと前に、南極の極点一番乗りを目指した、ノルウエーのアムンゼン隊とイギリスのスコット隊の物語だ。

 アムンゼンは部下の意見をよく聞き、成功した。スコットはイギリスの軍人で、ライン組織らしく、部下に命令するタイプ。極点一番乗り競争に負け、最後は遭難してしまった。

 部下から提案させ、部下に自主性を持たせ運営する方が、上司からいつも命令するより、リーダーとしては優れているというものだ。しかし、最近の説は、部下の成熟度によってリーダーシップは使い分けるべき、というのが現在の主流だ。私の研修でも同じ話をしている。  

 この本を読んで、定説と違う、オヤ、というのが出てきた。アムンゼンの隊は、出発時は犬が100匹以上いた。しかし帰った時は十数匹。どうしたことか、これは、隊の荷物の量が減るとともに、犬の食料も減らすために、弱った犬を殺して、残った犬に食べさせた、自分達も食べた。それを計画的に行っていたのだ。昨日まで自分たちのそりを引っ張ってくれていた犬を殺して食べるのだ。結構冷徹なリーダーシップだ。

 一方、スコット。極点近くになって、アタック隊の人数を減らさないといけない事態になった。4人用のテントだから定員は4名。しかしスコットは、ちょっとした怪我をしているメンバーも入れた。5人だ。5人になると、寝るところや食料などいろいろ無理が出てくる。そして南極でのちょっとした怪我は、傷が大きくなり、他のメンバーに迷惑をかける。仮に歩けなくなると、その人を引っ張っていくことになり、隊に大きな負担がかかる。それでもスコットは、隊員の気持ちを優先して、極点まで連れていくという温情をかけた。これがのちに仇になる。  

 巷に言われている、アムンゼンとスコット、どちらも実際は違うリーダーシップを持っていた。  

 なお、この書籍の作者は、あの朝日新聞の本多勝一氏である。思想面ではいろいろ言われている方だが、物語は面白い。書籍は20年以上前の本で絶版になっている。私はAMAZONの中古を買った。アフィリイトに出しているものは多分、内容は同じでしょう。

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補助金の仕事は資格知識をフル活用

2015年05月27日 | 中小企業診断士資格とその活用
3Dプリンター導入&制作 完全活用ガイド
クリエーター情報なし
技術評論社

  中小企業診断士の仕事には、補助金関連の仕事がある。補助金とは、企業がいろいろな活動や設備投資をする際、良質なものは国や地方自治体が補助してあげて、その投資する企業を応援するというものだ。色々な役所が、色々な目的で実施している。中小企業診断士は、その企業が出す申請書の作成を支援してあげるとか、逆に申請書を評価することが多い。

  先頃、ある補助金に関連する仕事をやってみて驚いた。詳しいことは機密情報もあるため書けないが、この仕事は、マシニングセンターといった製造業の業務プロセスから、材料や燃料の使い方、計測・制御、建設機械の知識、はては3Dプリンターまで、様々な知識が必要とされる。

 そして嬉しいのは、その知識、今まで取得してきた資格に関連する知識が多い。材料や熱伝導は、ガス主任技術者の基礎理論の知識、燃料であるガスは、高圧ガス製造保安の知識、TOC理論やマシニングセンタは中小企業診断士の運営管理の知識、計測制御は、エネルギー管理士の計測・制御科目。建設機械は、土木施工管理技士の知識、最後に冷凍技術は、水蒸気が凍る気象予報士学科試験の知識まで動員した。いずれも技術系の国家試験の知識だ。

 この仕事、普段から幅広く、学習しておかないと対応できない。そいう言った意味じゃ、自分にピッタリの仕事だ。仕事中は、ワクワク感のある仕事だった。この仕事を70歳くらいまでやってれば、少なくとも認知症にはならないな。これからも積極的に挑戦していこう。

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