昨日は、中小企業経営診断シンポジウムに参加した。独立診断士になって5年目、初参加である。診断協会には、研究会というのがあって、私は、そのうちの人財開発研究会に6月に代表になった。そして診断協会の会議で、積極的にシンポジウムなどの機会に発表するように、とのお達しであった。そいう訳で、シンポジウムとはどんなものか、参加してみたのである。
世の中のシンポジウムなるものは、サラリーマン時代に、社内シンポジウム(新開発のITシステムの発表)、日本ガス協会のシンポジウム(GIS関連の発表)、日中ガス技術シンポジウム(上海に行って、需要予測と供給計画を発表した)、東工大の原子炉工学のシンポジウム(地震対策の発表)まで、発表の経験がある。そんなのと違いがあるかが、私の比較対象、見方、である。
午前中は、基調講演。「人が輝く組織つくり」という演題で、徳島県の西精工㈱の社長さんの講演だ。この会社さんは、2013年日本経営品質賞と日本で一番大切にしたい会社大賞をもらっている。自動車部品メーカーで従業員240名の中小企業だ。
講演で思わずメモしたのは以下の通り。1)社員が毎日会社のHPに書き込んでいる、大家族主義。2)朝は1時間の朝礼。経営理念などが沢山あり、これを皆暗記している。少人数でフィロソフィーを討議する。そしてその結果を一回り大きなグループの前で発表する、そしてそれに対して意見を言う。パワポの写真は皆笑っている。
3)社員がミッションステートメントを書く。実例がパワポで話された。ミッションステートメントは、私の場合、会社員時代にそんなのがあったなあ、という程度だが、この企業さんは全員が書く。自分の仕事が世の中に役に立っていることを誇りにしている。自分の作った部品がレクサスやホンダの水素自動車に使われていることを誇りに思っている。
4)一番大切にしたい会社で有名な法政大学の坂本先生が訪問したそうだ。時間がないとかで、先生は会社の2か所を見ればわかると言って、食堂とトイレを見て帰ったそうだ。
昼休みに神田明神へお参り、しまった、御朱印帳を忘れた。午後は、3つの分科会に分かれて平行進行。私はパネルディスカッションの第2分科会と、東京診断士会の第3分科会を覗く。自分の経験したシンポジウムとそんなに変わりはしない。所用があるため途中退席。このシンポジウム、基調講演は毎年聞きたいな。それ以外の出席は自分の関係するときくらいかな。