資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格は2年前倒しで達成、今年は百名山完登が目標、徒然なるままに書いていきます。

新・野球を学問する

2013年07月13日 | 登山&自然系資格とその活用
新・野球を学問する (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


 元巨人の桑田真澄投手の書いた本である。読み終えて桑田投手はすごい。将来は野球界をしょって立つ人材になるだろう。何故か?よく勉強している。この本は、早稲田大学の大学院に通ったことがキッカケで書いたものだ。思うことが沢山あって、なかなか整理できないが逐次書いて行こう。

 まず、野球の練習のこと。日本の練習は長時間である。それが昔から、いいとされている。なぜか? 話は戦争中に遡る。当時野球は敵性スポーツで、軍から睨まれていた。そこである人(本には人物名が書かれていたが忘れた)が、長時間の練習は、軍の訓練に適合し、国の国威発揮に適合する、といって軍からの弾圧を防いだのだそうだ。ところがそれが戦後、何の反省もなく、ずっと続いているのだ。誰かが科学的な分析により、長時間練習は悪いと言わないと、指導者たちも疑わない。桑田投手は高校時代にそれに気が付き、アメリカ野球を見るにつれ、自信を深めたようだ。

 アメリカの練習のことを言うと、日本は怒られて練習する。桑田投手もエラーするとそのたびに殴られたそうだ。そしてアメリカ遠征の時アメリカの練習を見て驚いだ。どんなときで褒めて育てているのだ。日本にはスポーツを楽しむ発想がない。

 次に、彼は、大学院でプレゼンを覚えた。パワーポイントも覚えた。それを今大リーグにいる松坂投手に、彼の投球についてパワーポイントによる図解入りでフォームの修正などをプレゼンしたのそうだ。松坂もさぞや驚いただろう。日本の野球選手上がりの評論家で、パワポを駆使する人など誰もいないと思う。

 また、先日の読売新聞に桑田投手が、文部科学省の有識者会議でプレゼンをしたことが出ていた。「指導者は、選手に一方的に命令せず、ともに悩み、苦しみ、喜ぶ伴走者となり、サポートしてほしい」と呼びかけたそうだ。この会議、柔道の暴力監督問題、運動部の高校生の自殺問題などに活かされるそうだ。

 一度、桑田投手の講演を聞いてみたいものだ。ガンバレ、桑田!!