![]() | ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫 |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
先日、親しい友人から聞いた話である。図の本のタイトルと逆だ。またそんなドラマチックな話ではない。ある日、突然、本人(父)にご子息から手紙が届いた。何だろうと読んでみると、ご子息が就職した会社からだった。
ご子息は、その会社の新入社員で、このほど正社員として採用したという。ご子息の写真が同封されてたそうだ。そして手書きのご子息からの手紙。その内容は、子供のころから世話になった、そして就職できた、これからもよろしくという、たわいのないものだったそうだ。
しかし、これを企画した会社の施策は素晴らしい。父親への会社に対する理解、離れている田舎の父親への連絡、息子の離職防止など、色々な狙いから書かせているのだろう、という。母親にも手紙が来たそうだ。こんな会社に就職できたご子息を持つ友人が、ちょっと羨ましい。