同窓会に行けない症候群 | |
鈴木 信行 | |
日経BP |
小学校の同窓会に参加した。私の田舎はUFOの街として知られている。そのいきさつはまた別の機会に話します。
式次第を見ると、同学年は約160人、そのうち連絡がつく、あるいは返信があったのが半数、出席はその半数で約40人だ。中には50年ぶりに再会する同級生もいる。顔を見てはわからないため、名簿を見て確認する。面影のない同級生もいた。
私の場合、同窓会は、高等専門学校、中学校、小学校と3つあるが。高専は仕事で関係する人もいるし、関東に出ている人もいるから、あんまり懐かしさはない。ただ、小中学校は異なる。中学は数年前に一度、小学校に至っては初めての参加だ。でも同窓会自体は6回目の開催だという。私が懐かしいのは当たり前か。
参加メンバーで気が付いたことがある。男性は医者、教師、企業の管理者(もっともほとんど定年しているから、「元」がつく)が多い。女性はわからない。まあ、出席者の気持ちを考えるとそうなるのかな。すると将来は、同窓会に出席できるような職業が目標・ゴールということになる。ただし、職業などに関係なく「俺は出ない!」という人もいるとは思うが。
宴会の途中で私が指名され、スピーチをする。小学校時代の思い出を話せと。私は、新潟地震(この地震、私の地元でも結構揺れた)と東京オリンピックのときクラスで壁新聞を作ったことを話す。あんまり受けなかったけどね。
もうひとつ、あるおばさんが、カミイくん、席が隣だったころから、ちょっと好きだったのよ・・ああ、40年前に言ってくれたら、人生少し変わったかもね。