先日のガスエネルギー新聞にガス主任技術者試験の受験生にとって、重要な記事が載っていた。重大なガス事故が減少し、耐震性のある導管は90%を超え、非安全型機器も全体の5%と減少してきたため、経済産業省が、保安規制を緩和するらしい。
そこで、ガス業界も電気、高圧ガス、プロパン業界などとともに規制の緩和を提案するようだ。具体的には、ガス工作物、消費機器の検査・点検・調査などの管理基準の緩和、工事計画・使用前計画の緩和、保安規程・ガス主任技術者の各種届出の簡素化、スマートメーターのコストダウン策として検定の有効期間の変更などを提案していくようだ。もちろん、これらは法令の変更だから、まず役所の委員会などで検討した後、法改正となるため、実現までにはまだまだ時間がかかる。
ガス主任技術者試験へはどのような影響があるだろうか。工事計画の規制緩和だがら、あの百数十項目もある内容が簡素化されるんじゃなかろうか。あれ、覚えるの大変だからね。それに、保安規程やガス主任技術者の届け出も減るだろうから、受験生にとって学習は、はいくらか楽になるだろう。
でも、今年、来年はまだ影響ないから、受験生にとっては関係ないか。