一昨年に高尾山に登った時に知った「満行」、高尾山に21回お参りしたら「満行」になる。昔はそもそも山に登るのは修行だっかたら、その名残りで始めた制度のようだ。私はこの行を資格の一つとカウントしている。21回も登るんだからそのエネルギーは結構なものだからね。そして自身の健康にも資する。
平日、曇り、この日も高尾山は閑散としている。休日とは大違いだ。雨雪が降ったばかりだから道は悪く、舗装された1号路を登る。途中男坂に来た。この階段は108段があり、煩悩を取り払うために登るそうだ。私が数えたら107段、煩悩が1個どっかに行ったな。
そして新型コロナとは関係ないようだが「三密」。これを払うため、門をくぐる。その上にはシベリア抑留の人たちの慰霊碑が立っていた。高尾山は石碑がすごく多い。都心が近いから寄付する人も多いんだろう。
山頂は閑散としていて、雪が少し残っている。この分じゃ陣馬山などはかなり雪があるようだ。しばらく奥高尾や陣場はダメだな。
そして、記帳所で、スタンプを戴く。これで18回目だ。従ってマジックは3。満行になると、無料で精進料理を頂けるそうだ。それが楽しみである。ちなみに精進料理は、1回目の満行と2回目、そして100回目で頂けるそうだ。
100回満行って?、ネットでググると、高尾山の満行に参加している人は何と5万人、そのうち1回でも満行を達成した人は5千人、100回の満行達成は百人弱だそうだ。100回満行は毎日通っても6年はかかる。毎朝のトレーニングなんだろうが、このスタンプ代は1回百円だから、それも大変な額になる。そして達成されると、しばらくは境内に自分の木札が掲げられる。
満行達成は、おそらく4月頃になるだろう。マジックが減ってくるのは、「達成の成功確率」が上がってくるということ。人間は成功確率が上がってくると、モチベ―ションが上がる。私、今がその状態、フローの状態だ。この状態を楽しんでおきたい。