資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

ほっこり百名湯巡り~単純泉でもいい湯だ、筑波山温泉

2022年03月04日 | 温泉&健康資格とその活用

 一度は関東平野の、東京の夜景を山頂から眺めてみたいと思っていた。筑波スターダストクルージングを今年の最終日に出掛けた。せっかくだから中腹にある宿に泊まって、温泉に浸かって、という小旅行である。さて、そのロープウエー。女体山山頂付近で夕刻から待っていたが、ガスが掛かって、東京方面はよく見えない。残念。

(筑波山山頂から、土浦方向は明りが見えるが、東京方向はガスってる)

 宿に帰って、部屋の窓を開けると、こちらの方が、ずっときれいだ。なんだこりゃ。

(筑波山観光ホテルの部屋の窓から、標高は約500m)

 そして、筑波山温泉、この温泉は筑波山に登り、降りて汗をかいたときは、ほとんど毎回入っている温泉だ。単純泉だと知ってはいたが、改めて分析書をじっくり見る。

 筑波山温泉双神の湯、アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)となっている。一言でいうと、温泉成分が少なく、お湯の温度が温泉法の規定25℃を上回るから温泉、という意味だ。

 温泉法の25℃はどんな意味があるか、温泉ソムリエのテキストを読むと興味深い内容が書かれていた。温泉法ができたのは、昭和23年、ドイツの規定を参考にしたそうだ。地中から湧き出る温度が通常の平均気温より明らかに高いのは、その水が地中深くで圧力や熱を受けたもの、マグマだまりの影響を受けたものに違いない、だから温泉だ、というもの。平均気温は15℃程度で、25℃以上が温泉というと、通常より10℃も高いのだ。

 地中深く熱せられたお湯は、たいてい何らかの温泉成分を含んでいる。この筑波山温泉の溶存物質は、138mg/kg。温泉法の1000mg/kgには遠く及ばないが、それでも温泉成分は入っている。通常の入浴剤は、150mg/kg程度の濃さだから、筑波山温泉も入浴剤程度の成分が入っている。

 その成分の内訳をみると、多い成分は、ナトリウムイオン35mg、炭酸イオン33mg、メタケイ酸水素イオン49mgだ。特に炭酸イオンは、泉質名には反映されないが、30mg以上入ってると、非常にツルツル感が強くなる。実際、入浴後は、肌がツルツルだ。ぺーハーが書かれていないが、アルカリ性。さらに炭酸イオンのおかげでツルツルになる温泉だ。

 温泉も奥深いね。単純泉といっても立派な温泉、バカにはできないね。

コメント
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