3月30日(土)は桜もまだなのに、夏のような気温だ。今日は中央線大月の岩殿山と稚児落しに登る。10年近く前にツアーで登った時とは違って、山が崩れて通行止めが3か所もある。従って、この部分は大回りになる。
その大回りで車道をしばらく歩く。そして、登山口へ。
40分ほどで山頂へ。富士山が絵のように美しい。山頂は結構な賑わいだ。
この山には、岩殿城というお城がある。このお城は武田3名城の一つ。武田勝頼が、織田信長に敗れて敗走し、この城に逃げ込もうとしたが、部下に裏切られて、この手前で自害した。山城だが、堅固な要塞のようだ。
文字がよく読めない、何とかならんかな。
サクラは、開花寸前だ。
そして、稚児落しに向けて、クサリ、ロープを登る。このクサリは、ほぼ垂直、腕を頼りに登らないといけないクサリだ。パートナー(配偶者)は、この岩を登って、もう岩は、これでお終い、という。岩卒業(卒岩)だ。私もトシだし、危険な岩は、そろそろお終いにしようかな。
そして昼食を挟んで、ようやく稚児落しに到着。この名前は、昔、武将が逃げているときに、稚児が泣くので場所がわかってしまう、しようがない、この岩の下に落として、自分たちは助かった、というのが由来。稚児が落ちたのではなく、落としたので、悲しい由来だが、それほど危険な場所ではない。
むしろ、下りが急で、ロープ、クサリがふんだんにあり、こっちのほうがよほど危険であった。大月駅に戻り、電車で高尾へ、京王高尾山口の温泉に入って、帰宅。所要5時間、累積標高差620m、クサリ場・ロープ場が多く、中級クラスの山登りでした。