goo blog サービス終了のお知らせ 

kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

再始動

2017-06-02 | 陸上競技
木曜日。練習を本格的に再開。朝は軽くできればいいなと思っていました。女子、なんと既に筋肉痛になっているとのこと。ある選手は大臀筋がかなりの筋肉痛だと。うーん、どれだけ筋力低下が激しいのか。考えさせられます。前日に行った移動式のDM投げが原因ということでした。軸の確認などを中心に。

練習日誌を見ました。残念ながら「3年生の想い」について触れている選手がほとんどいない。「技術的なこと」について書いている。本当に大切なのはどこなのか。ここが感じ取れないようではこれから先も同じような流れになってしまう気がします。

午後の練習の初めに少し話をしました。大切なのは何か。3年生はどれだけやってももう中国大会に行くことはできない。その「想い」を感じることができるか。3年生の「最後の言葉」から何も感じ取れないような選手。「想い」が分からない選手。指導する意味があるのか。ずと時間を共有してきた「仲間」の存在がどれだけ大きいのか。それが分かるのか。

中国大会に進む者。どれだけ「想い」を背負えるか。感情論ではありません。そういう部分が分かるかどうかは選手として、人間として本当に大きなことだと思っています。中国大会で自分たちのやってきたことを証明する。それが3年生の「想い」に応えることになる。託されているのです。それが分かるかどうか。

3年生女子、「数日間練習ができないSのために自分たち3人が全力でやって強くなる」という言葉を書いていました。こういう部分です。本当は自分が走って中国大会を決めたかったであろうS。実際に走れなくて悔しい思いをしているのです。焦って再発するのは絶対に避けないといけない。だからこそ「自分たちがその分強くなる」という感覚を持つ。戻ってきたときに戦えるように。こういう「想い」です。青春ごっこではない。「想い」は人を強くする。

練習は久しぶりにアップメニュー。終わってから股関節周辺の補強。股関節回し、ハードルピラミッド、セラバンド。さらにはロープ登り。この種目にバーもも上げと普通のもも上げを加えました。それを2サイクル。股関節周りが筋肉痛だといっていたのでさらに負荷を。倒立での軸感覚の確認をしてから軸各種。バランスディスク上でのDM受けをやってシャフトトレーニング。

この間、私は治療とリハビリ。とにかく無理はさせられません。が、安静にして回復という話にもなりません。気功治療とPNF、筋力回復を同時並行的に繰り返しました。ハムストリングに負荷をかけてみたり軽いジョグをしてみたり。DMスクワットとシャフトトレーニングの一部は実際にやらせました。問題なし。

他の者はDM往復走。久しぶりに5往復としました。有酸素系の練習。いまのうちの練習では唯一といっていいくらいの練習です。しんどいでしょうが休憩を挟まずひたすらやりました。そのままシャフト補強。間違いなく全身筋肉痛になると思います。それでもこのタイミングでやっておかなければいけない。そう思いました。

ポールは往復走に入る前段階から専門練習へ。tkg先生にお願いしました。まだ若いこともあり選手との距離感が近い。私も昔はこんな感じだったのかもしれません。歳を取りました。少し走っておきたいということも伝えて後は一任。技術的な部分に特化しすぎないようにしたいですね。技術練習をやる前の段階でしっかりとした「基礎筋力」が必要です。そこを怠ると間違いなくうまくいきません。ここははずせない。

スプリント系はシャフト補強の次にハードルドリル&ハードル抜き&前回しドリル。走りにつなげていくための動作です。単純に走ればいいというわけではない。もっというとトレーニングすれば良いというわけでもない。そうであれば「最終的に行き着くところはどこか」と思っています。

途中から雷が鳴る。さらに雨粒が大きな土砂降り。一瞬で止むのですが不安定な天気でした。スパイクを履いてウインドスプリントとショートダッシュをする間にどれだけ雨が降ったでしょうか。雷は山口市や海側でしたからできる限りやりたいなと思っていました。最後は気にせずに走る。雨が降っても試合がある。苦手意識を捨てたい。風邪を引いたり故障をしたりするリスクもあるかもしれませんが「やるべきことをやる」という感じです。

疲弊しています・・・。それでも止まれません。私がやるしかないですから。再始動。正しい一歩が踏み出せたか?!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

軽く動かす&もう一度基礎から

2017-06-02 | 陸上競技
水曜日、この日から練習再開。とはいっても3日間連続でレースをしている者もいますから様子を見ながらやろうと思っていました。

最優先は筋力的な部分かなという感じがあります。Mがレースが終わってから体幹部分が筋肉痛だと言っていました。試合が最大のスピード練習になっていたのだと思います。以前、mtm先生と話をした時に「普段は疲労がある中で走練習し続ける」と言われていました。フレッシュな状態で走るのは試合の時だけで良いんじゃないか?と。実際問題、今回のようにレースが連続すれば「疲労感」の中で走ることになります。その中で力を発揮し続ける感覚は必要かなと。

筋力的な低下があるだろうということで朝練の段階でDM投げ。ここ最近はその場でのローテーションでやっていましたが久しぶりに移動しながらのDM投げにしました。動きながらやる事も必要かなと。結局何が一番なのか分からないので。

午後からは中国大会組とそれ以外に分けました。最初に3年生から下級生に話をさせました。私も聞こうと思っていたのですが私が不在の中で終わっていました。うーん。こういう部分は大切にしたいのですが。全体には少しだけ話をしました。3年生の「最後の言葉」から何を感じ取るか。「想い」のある言葉が伝わるか。この部分は本当に大切だと思っています。

1年生に対しても。とにかく行動が遅い。上級生が率先して動く。周りを見ることができていません。これでは話にならない。2年生がきちんと話をしていないというのも原因だと思います。私がこういう部分まで指導し続けなければいけないようではチームとしては成長しません。

練習自体はダブルダッチをやってからその場でのDM投げ。中国組はそこまで一緒であとは補強としました。レースを通じて不足しているな、弱いなと思った部分を自分で補う。考えながらやるという感じでしょうか。

それ以外の者はグループに分けて基礎的な動きを。ここまでは県総体に向けての練習がメインでしたから細かい部分は指導できていません。もう一度基礎からやり直し。一律のメニューは提示せず2年生男子にそれぞれのグループを仕切らせました。3年生も来てくれていたので協力してもらいながらですね。本当にありがたい。

棒高跳に関しては「専門の指導者」ではないので(かなり根に持っている)、tkg先生にしてもらって指導を受けました。今年から山口県で働いているので競技と関わる場面を作ってあげたいなと。まーポールに関しては完全に任せているのですが。指導することに関してこちらのやり方などを見てもらいながらやっていけたらなと。

何度も書いていますが様々な人の力を借りながらやっています。自分だけでは出来ないことをアドバイスをもらったり助けてもらいながらやる。その方が間違いなく選手にプラスになります。最優先は選手がきちんと力を出すこと。「専門の指導者」と認めてもらえなくてもその時々にやれることはあると思っています。それで良いかなと。

最後は選手に任せてちょっと別件へ。私自身もある程度「個」としてやりたい事もあります。まーほとんどないのですが(笑)。多少なりとは。

もう一度。スタートラインに立つ。この感覚。忘れたくないですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回復&次に向けて

2017-06-02 | 陸上競技
火曜日、県総体が終わりこの大会で競技から一線を引く者も。やはり全員で中国に進みたかった。簡単なことではないのはわかっていましたが悔しさがあります。

この日は1年生の練習は2年生男子に任せました。私は県総体で足を痛めた者への対応。かなり軽い症状ですが絶対に無理をさせないようにしたい。

治療前に中国大会に進む女子を集めて話をしました。覚悟の話です。これまでの流れ的にかなり微妙。本来であればここで「手応え」を得ておきたいのですが今のところ「たられば」のレベルでしかない。女子のリレー、ランキング的には5位くらいでしょうか。しかし、結局1回しか走れていない。本物かどうかさえ分からないのです。

不確定要素が多すぎる。可能性があるだけ。これから中国大会までの時間、どれだけのことを考えられるか?他にもやる事はたくさんあるでしょうが「陸上最優先」に物事を考えてもらいたい。足を痛めている者は全てをかけて回復に専念する。走れる者は「走れない者」をカバーするくらいの力をつける。安易に考えて対応できるレベルではない。

女子のポールも同様。今回は突然のアクシデントにより自分の競技に集中できなかった。本当に強ければそれでも結果を出していたかもしれない。こちらとしても自信を持って取り組ませたいのでお願いして急遽競技会に参加させてもらうことに。このチャンスを生かしてもらいたい。

止まっている暇はない。今回の結果、満足できる部分は少ない。まだまだ上のレベルが狙えると思っています。

今回の結果を大阪のmtm先生、愛媛のsris先生、宮崎のtks先生に報告しました。地区は違っても様々な場所で山形を目指して進んでいます。一緒に練習した選手たちの活躍はエネルギーをもらえます。また、徳島のysnk先生からもメッセージをもらいました。離れていても陸上を通じて関わり合える。大きなことだと思います。

進みたいと思います。私自身できる事は全てやりたいなと。こちらも必死です。競技に対しての焦りは不思議なほどありません。私も「やるべきことをやる」とだけに専念する。そう考えると過剰な期待や不安は生まれません。成長しました(笑)

応援してください。力になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする