少し話をした内容を。
kns先生と少し話をしました。「短距離選手は100mと200mという感じで複数種目に出場するのに去年は1種目ずつしか出ていなかったですよね」という話。よく御存知でした。注目してもらえているというのは本当にありがたいなと思います。「1種目にしか出ないのはなぜか?」という問い。それほど深く考えているわけではないのですが(笑)。
昨年度、うちの1年生女子(現2年生)は1種目ずつのエントリーでした。ひょっとしたら複数種目に出てもそれなりの活躍をしたかもしれません。が、「まー良いかな」という感じでした。本人たちは不満があったかもしれませんが。
今回預かっている選手たちは私自身初めての「100m12秒台」でした。中学時代に12秒台で走るなんて考えられないと思っていましたから。それがうちに来てくれました。その時に思ったのは「3年間かけてやっていこう」という部分です。これは師匠からの影響が強いと思っています。強い選手だからといって特別扱いしない。1年生は1年生。まずは基礎的なことをしっかりとやっていく。レースには出すが「調整」ばかりやっていると本当に必要なことができないので「結果」は出たらもうけもの。1年時には大きな成果を求めない。その話を以前から聞いていたので私も「焦らず土台作り」を最優先してきました。
もっとも「走らせたくてもできない」という部分もありました。基礎体力や基礎筋力がほとんどない。その状態でレースだけ重ねていってもどこかで「頭打ち」になるだろうという予測があったからです。本当に基礎的なことを繰り返してきました。「記録」という部分では思うように出ないので本人たちも思うことはあったと思います。
運良く秋には県新人で100mで勝つことができました。まーそれはそれ。勝てることに越したことはないですがそこだけを目指してやっているわけではありませんでした。
シーズンが変わり今年は複数種目にチャレンジ。やっと「走り切れる体力」が付いてきたかなという感じだったので。結果的にNとMが200mで中国大会に進みます。去年の200mを何回走っただろうか?それでも学年が上がって活躍できるほうが「楽しい」のではないかと思います。
実際、リレーの1走を走っているAは1年生の時には14秒8くらいでした。1年次は練習をしてもなかなか結果につながらない。競技をする雰囲気ではなかったというのもありますが。それが先日の県総体では13秒28。NやMが活躍して目立っていますがAの存在はチームにとって大きいのです。14秒8のままではとても48秒6は出せません。時間をかけて「心」と「身体」を作っていってやっとここまで来ました。短期間では成果が出ないかもしれませんがこうやって「形」になっていく。
NやMが100mでワンツーフィニッシュをしたというのは目立ちます。しかし、うちの選手は少しずつですが力を伸ばしています。どちらが嬉しいか。単純比較はできませんが私にとってはNの12秒43もAの13秒28も同じくらい「価値のあるもの」なのです。
「長期計画」でやっているつもりはそれほどありません。しかし、結果的にやろうと思えば「時間がかかる」のです。1年生の最初から活躍できればそのほうが良いのかもしませんが、3年生になった時に「やっていてよかった」と思えるような競技生活をしていけたらと思っています。
うちの女子が活躍できているのは今の2年生が来てくれたからというのはあります。しかし、本当はそれだけではない。それ以外にしっかりと練習を積んでくれる上級生がいたからです。男子も女子もしっかりとやってくれていました。「43秒4」という男子のリレー。中国には届きませんでしたが2年前には到底考えられない記録です。そうやって「進んできた」というのは大きいと思っています。
まだまだ道半ばです。やるべきことはたくさんあります。焦らずやりたいなと思っています。
話の中で定時制の生徒が自主練で坂道を走っているというのが出てきました。頭が下がります。練習する「時間」「場所「環境」がない状況でも「少しでも速く走りたい」という気持ちがあるから自分で動く。昨年全国大会に出場しているということなので今年はもっと活躍してくれたらいいなと思います。
年を追うごとに少しずつ成長していけたらいいなと。目の前のこともすごく大切。それだけではないという感覚を持ち続けたいですね。
何の話?(笑)。まー書きたいから書いたというだけです。
kns先生と少し話をしました。「短距離選手は100mと200mという感じで複数種目に出場するのに去年は1種目ずつしか出ていなかったですよね」という話。よく御存知でした。注目してもらえているというのは本当にありがたいなと思います。「1種目にしか出ないのはなぜか?」という問い。それほど深く考えているわけではないのですが(笑)。
昨年度、うちの1年生女子(現2年生)は1種目ずつのエントリーでした。ひょっとしたら複数種目に出てもそれなりの活躍をしたかもしれません。が、「まー良いかな」という感じでした。本人たちは不満があったかもしれませんが。
今回預かっている選手たちは私自身初めての「100m12秒台」でした。中学時代に12秒台で走るなんて考えられないと思っていましたから。それがうちに来てくれました。その時に思ったのは「3年間かけてやっていこう」という部分です。これは師匠からの影響が強いと思っています。強い選手だからといって特別扱いしない。1年生は1年生。まずは基礎的なことをしっかりとやっていく。レースには出すが「調整」ばかりやっていると本当に必要なことができないので「結果」は出たらもうけもの。1年時には大きな成果を求めない。その話を以前から聞いていたので私も「焦らず土台作り」を最優先してきました。
もっとも「走らせたくてもできない」という部分もありました。基礎体力や基礎筋力がほとんどない。その状態でレースだけ重ねていってもどこかで「頭打ち」になるだろうという予測があったからです。本当に基礎的なことを繰り返してきました。「記録」という部分では思うように出ないので本人たちも思うことはあったと思います。
運良く秋には県新人で100mで勝つことができました。まーそれはそれ。勝てることに越したことはないですがそこだけを目指してやっているわけではありませんでした。
シーズンが変わり今年は複数種目にチャレンジ。やっと「走り切れる体力」が付いてきたかなという感じだったので。結果的にNとMが200mで中国大会に進みます。去年の200mを何回走っただろうか?それでも学年が上がって活躍できるほうが「楽しい」のではないかと思います。
実際、リレーの1走を走っているAは1年生の時には14秒8くらいでした。1年次は練習をしてもなかなか結果につながらない。競技をする雰囲気ではなかったというのもありますが。それが先日の県総体では13秒28。NやMが活躍して目立っていますがAの存在はチームにとって大きいのです。14秒8のままではとても48秒6は出せません。時間をかけて「心」と「身体」を作っていってやっとここまで来ました。短期間では成果が出ないかもしれませんがこうやって「形」になっていく。
NやMが100mでワンツーフィニッシュをしたというのは目立ちます。しかし、うちの選手は少しずつですが力を伸ばしています。どちらが嬉しいか。単純比較はできませんが私にとってはNの12秒43もAの13秒28も同じくらい「価値のあるもの」なのです。
「長期計画」でやっているつもりはそれほどありません。しかし、結果的にやろうと思えば「時間がかかる」のです。1年生の最初から活躍できればそのほうが良いのかもしませんが、3年生になった時に「やっていてよかった」と思えるような競技生活をしていけたらと思っています。
うちの女子が活躍できているのは今の2年生が来てくれたからというのはあります。しかし、本当はそれだけではない。それ以外にしっかりと練習を積んでくれる上級生がいたからです。男子も女子もしっかりとやってくれていました。「43秒4」という男子のリレー。中国には届きませんでしたが2年前には到底考えられない記録です。そうやって「進んできた」というのは大きいと思っています。
まだまだ道半ばです。やるべきことはたくさんあります。焦らずやりたいなと思っています。
話の中で定時制の生徒が自主練で坂道を走っているというのが出てきました。頭が下がります。練習する「時間」「場所「環境」がない状況でも「少しでも速く走りたい」という気持ちがあるから自分で動く。昨年全国大会に出場しているということなので今年はもっと活躍してくれたらいいなと思います。
年を追うごとに少しずつ成長していけたらいいなと。目の前のこともすごく大切。それだけではないという感覚を持ち続けたいですね。
何の話?(笑)。まー書きたいから書いたというだけです。